経営学部 教授

皆川 雅樹
MINAGAWA Masaki
■学位
博士(歴史学) 専修大学

「良い/悪い」「好き/嫌い」「男/女」等、2つの物事を対立関係(二項対立)のみで考えがちです。「戦争は悪い」と決めてしまうと、それ以上のことに目を向けなくなってしまいます。「なぜ戦争は起きるのか」という重要な疑問が置き去りになってしまいます。物事を二項対立的に評価する前に、その意義等を調べ受け止めることから始めると深い学びにつながります。

■略歴
専修大学文学部(史学コース)卒、専修大学大学院文学研究科史学専攻(日本史)修士課程修了、専修大学大学院文学研究科歴史学専攻(日本史)博士後期課程修了。博士(歴史学)。法政大学第二中・高等学校特別教諭(社会科)、専修大学附属高等学校教諭(地理歴史科)、産業能率大学 経営学部准教授を経て、産業能率大学 経営学部教授。
  • 担当授業

    ■基礎ゼミI、基礎ゼミII、2年次ゼミI(キャリア設計と自己開発)、現代日本の歴史、国際関係史、経営学部の学び方、レポート・ビジネス文書の書き方、コミュニケーションの方法、成功するプレゼンテーション、オンライン・コミュニケーション

  • 専攻・専門分野

    ■歴史学(日本古代史、古代東アジア・東部ユーラシア交流史)
    ■歴史教育
    ■対人コミュニケーション(ファシリテーション)

教育研究業績
■教育上の能力に関する事項

・専修大学 商学部 兼任講師 2017年度~現在(教職課程:日本史)
・自由が丘産能短期大学 通信教育課程 兼任講師 2018年度~現在(世界の歴史)
・上智大学 文学部 兼任講師 2021年度~現在(教職課程:日本通史)


■研究業績等に関する事項

【著書】
・『深化する歴史学—史資料からよみとく新たな歴史像—』(共著、大月書店、2024年)
・『平安時代はどんな時代か—摂関政治の実像—』(共著、小径社、2023年)
・『「唐物」とは何か—舶載品をめぐる文化形成と交流—』(共編著、勉誠出版、2022年)
・『新装版 唐物と東アジア—舶載品をめぐる文化交流史—』(共編著、勉誠出版、2016年)
・『日本古代王権と唐物交易』(単著、吉川弘文館、2014年)


【学術論文】
・「アクティブ・ラーニングと主体的・対話的で深い学びと私」(『全歴研研究紀要』第58集、2022年)
・「ユーラシアと「唐物」との関係からみた「文化」-『竹取物語』を題材として-」(『横浜ユーラシア文化館紀要』7、2019年)
・「鑑真-「文化」に与えた影響-」(『歴史と地理』日本史の研究265、725号、2019年)
・「平安時代における「唐物」の「価値」-貿易陶磁器と「秘色」を中心に-」(『貿易陶磁研究』39、2019年)
・「香料の来た道・社会」(鈴木靖民監修・田中史生編『古代文学と隣接諸学1 古代日本と興亡の東アジア』竹林舎、2018年)


【その他(書評・授業実践など)】
・『シリーズ学びとビーイング1.いま授業とは、学校とは何かを考える』『シリーズ学びとビーイング2.授業づくり、授業デザインとの対話』『シリーズ学びとビーイング 3.学校内の場づくり、外とつながる場づくり』『シリーズ 学びとビーイング 4. 学び続ける教師のあり方(Being)とは』(共編著、りょうゆう出版、2022・23・24年)
・『歴史総合の授業と評価—高校歴史教育コトハジメ—』(共編著、清水書院、2023年)
・『失敗と越境の歴史教育—これまでの授業実践を歴史総合にどうつなげるか—』(共編著、清水書院、2022年)
・『持続可能な学びのデザイン—公共・歴史総合への架け橋—』(編著、清水書院、2021年)
・『アクティブラーニングに導くKP法実践—教室で活用できる紙芝居プレゼンテーション法—』(共編著、みくに出版、2016年)