FD研修会「スタッツ活用と学習行動改善」を開催
活動報告
2016年5月27日(金) 自由が丘キャンパス1号館3階1310教室にて、FD研修会を開催しました。
AP事業推進責任者である経営学部杉田一真准教授が講師を務め、「スタッツ活用と学習行動改善」と題して、測定した授業内スタッツデータがどのように分析され「フィードバックシート」にまとめられるか。フィードバックシートを材料として、どのように授業改善がPDCAサイクルに基づいて実行されるかについて解説があった。その後、参加者が小グループに分かれて、いかに授業内スタッツデータを授業改善に役立てるかについて活発なディスカッションが行われた。その中で、つぎのような授業設計・運営上の改善アイデアが共有された。
AP事業推進責任者である経営学部杉田一真准教授が講師を務め、「スタッツ活用と学習行動改善」と題して、測定した授業内スタッツデータがどのように分析され「フィードバックシート」にまとめられるか。フィードバックシートを材料として、どのように授業改善がPDCAサイクルに基づいて実行されるかについて解説があった。その後、参加者が小グループに分かれて、いかに授業内スタッツデータを授業改善に役立てるかについて活発なディスカッションが行われた。その中で、つぎのような授業設計・運営上の改善アイデアが共有された。
1. 学習者の興味を喚起する工夫 |
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最近、話題になっているニュースを取り上げる/新聞や雑誌の記事を配付する/学生にとって身近な事例を取り上げる/映像教材を用いる/講師が自身の体験談を通じて、当該科目を学習する意義を伝える/授業内容が将来役立つものであることを示す/授業冒頭、当日の授業で扱うトピックを一覧で提示する |
2. 学習者の集中力を維持する工夫 |
学生への問いかけを頻度高く行う, 突然指名する/ピアインストラクションを実施する/雑談を挟む, 笑い・ユーモアを交える/学生の意見を否定しない/予め何分レクチャーするか、事前に時間を知らせる/小グループに分けた上で、グループ間で解答時間等を競わせる/書く時間、読む時間、ディスカッションする時間など、授業を短時間のモジュールに分けて構成する/レクチャーとアクティブ・ラーニングを交互に細かく組み合わせて授業を構成する/知識の修得と活用を目的としたプログラムをバランス良く組み合わせて授業を構成する/授業中ランダムなタイミングで、出席確認を兼ねたミニレポートや小テストを実施する/仲の良い友達同士でグループを組ませない/優れた課題レポート等を提出した学生に発表して(読んで)もらう/科目の到達目標やルーブリックを示し、学生が当該科目で身に付ける知識・スキルを明確に認識できるようにする/定期試験で手書きノートのみ持込可とする/ワークシートを配付する/机間指導を丁寧に行う |
3. 学習者の理解を促し、知識定着を促進する工夫 |
ポイントは、繰り返し説明する/授業冒頭で前回授業の内容を振り返る/授業外学習として、授業内容を振り返るような課題を出す/manaba上で小テストを実施して、学生の理解度を把握し、必要があれば授業中に補足説明を行う/理解の遅い学生のフォローを丁寧に行う/授業中にミニテストを実施して、学生の理解度を把握しながら授業を進行する/リフレクションシートの記入など、知識の整理・定着を図る時間を設ける/他科目で修得した知識と授業内容を結びつける/学生に「自分自身がわかっていない点」を整理して表現させる/映像教材を用いる/具体的な事例を数多く紹介する/授業がある程度進行した段階で、小活やまとめを挟む/期末試験での出題をほのめかす/提出された課題に対して丁寧にフィードバックを行う |
4. 学習者の発展学習に向けた意欲を向上する工夫 |
発展学習と位置づけることができる科目名を示す/発展的な内容を含む授業外学習課題を出す/発展学習に適したテキストや参考文献を提示する/学生が自己成長を実感できるように、プレ/ポストテストを実施する/講師が自身の研究成果や今後の研究計画などを熱っぽく話をする/Student Assistant(SA)を務めてもらう/卒業論文を課す/ |
5. その他、学習者の主体的な学習を促す工夫 |
発言した人を褒める |