学生メディア・コンテンツ利用調査2026 -メディア・ツール利用編-

2026.09.08
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学生メディア・コンテンツ利用調査2026 -メディア・ツール利用編-

学生メディア・コンテンツ利用調査2026 -メディア・ツール利用編-

大学生の「MBTI」経験率95.7% ブームから“共通言語”へ

2年連続調査で見えた定着/3人に1人がショート動画を1日2時間以上視聴

産業能率大学(神奈川県伊勢原市、以下本学)コンテンツビジネス研究所は、在学生を対象に「学生メディア・コンテンツ利用調査 2026」を実施いたしました。本調査は、スマートフォンやSNSの利用状況、動画配信サービスの視聴実態、多岐にわたるエンターテインメント・コンテンツの嗜好まで、現代学生のメディア接触とコンテンツ消費のリアルな現状を総合的に捉える目的で毎年実施しているものです。本リリースでは、調査結果の中から、学生生活のインフラとなっている「スマートフォン・SNSの利用実態」および「ショート動画視聴・各種ツールの活用状況」に関するデータを抜粋し、ご報告いたします。

【調査結果ハイライト】

・スマホ利用「1日6時間以上」が約4割(41.2%)。2時間以上は9割近くに達する
・ショート動画「1日2時間以上」視聴が34.0%。女性は37.9%に上り生活の一部に定着
・「毎日使う」SNSはLINE・YouTube・Instagramが上位。TikTokも半数以上(51.1%)
・MBTI診断経験率は95.7%。女性の55.6%が「友人間でよく話題になる」と回答


1.スマホ利用は「1日6時間以上」が約4割、ショート動画視聴も常態化  

1日のスマートフォン利用時間は、「6時間以上」と回答した学生が41.2%と約4割を占めました。「2時間以上」の合計は88.3%に達し、他メディア(パソコン・テレビ等)と比較して突出しています。 本調査では2020年にそれまで最も多かった「4~6時間」の利用者と「6時間以上」の利用者の割合がほぼ同じになり、そこから「6時間以上」の利用者の割合は増え続けています。

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また、TikTok、Instagram Reels、YouTube Shortsなどのショート動画視聴時間は、全体で「2時間以上」が34.0%(女性37.9%・男性29.4%)となりました。「全く見ない・ほとんど見ない」層はごく少数(男性3.8%・女性2.0%)であり、スマートフォンの長時間利用の裏には、「短いコンテンツを長い時間にわたって連続して見る」という視聴スタイルが、学生の日常に定着していることがうかがえます。
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2.主要SNSの利用率は95%超、TikTokも日常メディアとして定着
各SNSの利用率(登録して使っている割合)では、LINE(女性99.4%・男性98.9%)、YouTube(女性96.5%・男性96.2%)、Instagram(女性97.4%・男性91.6%)が上位を占め、特にLINEやYouTubeは男女差なく100%近くまで浸透しています。TikTokはここ数年利用率が上昇しており、ショート動画の視聴状況とも一致しています。





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利用頻度(登録者を含む全体)に着目すると、「毎日使う」と回答した割合はLINE(90.0%)、YouTube(77.9%)、Instagram(68.4%)に続き、X(55.0%)、TikTok(51.1%)となりました。TikTokは日常的な視聴メディアとして定着が進んでいます。また、BeRealの利用率は女性(72.4%)が男性(54.5%)を10ポイント以上上回るなどリアルタイムなSNSの活用において男女差が見られる結果となりました。

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3.コミュニケーションツールとしての「MBTI診断」とデザインツール「Canva」
性格診断ツール「MBTI」※の経験率は、男性93.0%・女性99.3%で全体平均95.7%に達しました(2025年調査の94.2%からさらに上昇)。特に女性では「友人等の間でもよく話題になった」との回答が55.6%(2025年は59.8%)を占め、自己診断にとどまらずZ世代のコミュニケーションにおける「共通言語」として完全に定着しています。
※正式なMBTIと、16Personalities等の類似する性格診断は異なりますが、本調査では、学生が一般に「MBTI」と認識している性格診断の利用経験について尋ねています。
また、デザインツール「Canva」の利用状況では、「利用したことがある」までを含めると女性の81.2%(男性65.2%)に達しています。課題や課外活動におけるデザイン・資料作成ツールとして定番になりつつあることがうかがえます。

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■ コンテンツビジネス研究所による解説
本調査の結果から、現代の大学生にとってスマートフォンや各種Webサービス・ツールは、単なる情報収集や連絡の手段を超え、学生生活そのものを支えるインフラであり、対人関係を構築するためのコミュニケーションの土台として深く根付いていることが改めて浮き彫りとなりました。メディア利用の実態を見ると、スマホの「1日6時間以上」利用が約4割を占め、前年調査からさらに増加傾向にあるほか、ショート動画視聴の常態化や、日常的に使うSNSにおいてTikTokが半数を超えX(旧Twitter)に迫るなど、コンテンツ消費の短尺化・動画化へのシフトが加速しています。タイパ(タイムパフォーマンス)を意識しつつも、日常のあらゆる隙間時間でテンポよく視覚情報を取り入れる消費スタイルが、学生層の標準的なライフスタイルとなっていると言えます。
また、性格診断「MBTI」が9割を超える高い経験率を示し、特に女子学生の過半数で「友人間での日常会話」として定着している点は、自己分析ツールにとどまらず、相互理解や初対面での自己紹介をスムーズにする“Z世代の共通言語”として機能していることを物語っています。さらに、デザインツール「Canva」が女性を中心に定着していることも、授業課題やSNS投稿、イベント等において「テキストだけでなくビジュアルを用いて自分らしさを表現・共有する」という若者層の表現行動のデジタル化・視覚化を象徴しています。このように、スマートフォンを起点としたメディア接触の長時間化と、動画・ビジュアル・共通言語(MBTI)を介した対人コミュニケーションの多様化は、今後のエンターテインメントや教育、若者向けマーケティングのあり方を予測・検討する上でも、極めて重要な示唆を与える指標になると考えられます。

調査概要
対象・方法:産業能率大学 全在学生/Webアンケート
期間:2026年4月7日〜7月3日(1年生:4月24日〜6月30日)
有効回答数:2,607件 (2026年5月1日現在の在籍者数4,078人の63.9%)
学年内訳1年 579件/2年 711件/3年 687件/4年 630件
性別内訳男性 1,221件/女性 1,386件

■ コンテンツビジネス研究所について
コンテンツビジネス研究所は、デジタルコンテンツに限定せず、キャラクタービジネス、ブランドマネジメント、イベント等を含む広い意味での「コンテンツ」を対象としたコンテンツビジネスやコンテンツ制作に関する様々な活動を通じての実践的な研究を行なうために2014年4月に設立されました。当研究所の研究成果を本学の学生に還元するとともに、コンテンツビジネスの振興とマネジメント研究への寄与を図ります。

<主な活動内容>
学生のメディア・コンテンツ利用調査(年次)
コンテンツマーケティング・デジタルコンテンツに関する公開講座の開講
学生の制作活動支援「デコラボギャラリー」および成果発表の場の創出
著作権に関する勉強会の開催
年次報告書(アニュアルレポート)の作成・公表

研究所長:北川 博美 (情報マネジメント学部 教授)>
本調査結果の利用やご取材については、下記広報事務局までお問い合わせください。




◆ご取材・お問い合わせ◆
◆本件に関するご取材・お問い合わせ◆
産業能率大学広報事務局(共同ピーアール内)
Email:sanno-u-pr@kyodo-pr.co.jp
TEL:田ケ谷(090-7907-2289)、盧(090-1113-4727)