プレスリリース

【WBC2023に関するアンケート調査結果】

侍ジャパンの世界一に感動95.7% 栗山監督で良かった95.0%

大谷選手のMVPに納得も 「全員野球」 を評価する声

知名度アップ1位:ラーズ・ヌートバー選手

試合満足度1位:準決勝メキシコ戦

次回WBC2026が楽しみ91.5% WBCをサッカーW杯のような世界大会に78.6%

産業能率大学スポーツマネジメント研究所(所長:中川直樹 情報マネジメント学部教授)は、2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(以下WBC2023)大会直後に、全試合の視聴・満足、日本代表選手に関する認知度や「あなたにとってのMVP」の投票、日本選手以外で印象に残った人物やWBC・野球に関する意識調査を、大会直前に実施した1万人アンケートの追跡調査として、全国の1,000人に対して実施しました。
1.日本代表選手に関する調査 (N=1,000)
2.視聴した試合等に関する調査 (N=1,000)
3.日本選手以外で印象に残った人物 (任意)
4.意識調査
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ     
調査期間:2023年3月23日~26日の4日間
調査対象:20歳から69歳までの男女1,000人(地域・性年代構成比は、総務省統計局最新推計比率に準拠)
調査担当:小野田哲弥(産業能率大学スポーツマネジメント研究所研究員/情報マネジメント学部教授)
集計協力:小川太陽・小池英華・松浦航太(小野田ゼミ)
1-1.あなたにとってのMVP (N=1,000)
実際のMVPである大谷翔平選手が最多票であるものの、「全員野球」や各選手を讃える声が多く寄せられました。
1-2.知名度アップ (大会前と大会後を比較して認知率がどれだけ上昇したか)
「たっちゃん」での愛称で親しまれ、「ペッパーミル」パフォーマンスを社会現象にした、ラーズ・ヌートバー選手が1位となりました。4番に座って勝負強い打撃を見せた吉田正尚選手をはじめ、野球ファンにとってはお馴染み選手も、今回のWBCを機に一般層にまで認知を拡げました。
2-1.視聴・観戦率 (N=1,000)※球場での観戦、録画・ニュースやダイジェストでの視聴、テレビ以外の視聴手段を含む。 
10%を超えたのはいずれも侍ジャパンに関連する試合・セレモニー(青字)で、決勝・準決勝・準々決勝・1次ラウンド(プールB)の順でした。日本戦以外の試合も2次ラウンド(準々決勝以上)は全試合が1%を超えました。
2-2.満足率 (視聴した人の中での満足率)※視聴・観戦率1%以上の試合・セレモニーが対象。 
吉田正尚選手による起死回生の同点3ラン、9回裏先頭打者・大谷翔平選手のヘルメットを飛ばしながらの激走と鼓舞、それまで不調に苦しんでいた村上宗隆選手のサヨナラ打など、劇的なシーンが多かった準決勝のメキシコ戦が1位となりました。1次ラウンド(プールB)の中では、野球新興国ながら善戦したチェコ共和国との試合が満足率トップでした。
3.日本代表選手以外で印象に残った人物 (任意回答で3人まで)
侍ジャパンの栗山監督が1位、決勝戦の最終打席で大谷投手と対戦したアメリカ代表主将マイク・トラウト選手が2位、3位はヌートバー選手の家族となりました。通訳の水原氏、各国の代表選手、コーチ、解説者、応援タレントなど、野球に詳しい人から普段野球と接点のない人まで、様々な人たちが興味を持って視聴した大会であったことがうかがえます。
4-1.WBC2023視聴者限定意識調査 (N=715)
WBC2023を多少なりとも視聴した人は1,000人中715人にも上り、そのうち「世界一に感動」「栗山監督で良かった」との回答は驚異の95%超えでした。「野球の面白さを再認識」「家族・友人と盛り上がった」も9割近くに上りました。 その背景に、参加チームのレベルの高さ、新興国のレベルアップによる真剣勝負の多さがあったといえるでしょう。回答者715人に占める非プロ野球ファンは309人(43.2%)でしたが、WBC2023をきっかけにプロ野球やメジャーリーグへの関心が高まり、次回大会への期待も膨らんだようです。
4-2.WBC2023非視聴者を含む意識調査 (N=1,000)
WBC2023では、各プールから2チームずつが一次ラウンドを突破し、準々決勝ラウンドに進出します。その予想を聞いた質問(最大8チームまで選択可)の結果が以下になります。5割超えは日本とアメリカの2チーム、その他、キューバ、ドミニカ共和国、韓国までが3割を超えていました。これら5チームのうち、一次リーグで直接激突するのが日本と韓国です。 したがって3月10日(金)に行われる日韓戦は、一次ラウンド最大の注目カードと言えます。
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