プレスリリース

産業能率大学スポーツマネジメント研究所調査

MVPは水谷隼、観戦率1位は水谷・伊藤ペア 知名度上昇1位は橋本大輝

産業能率大学スポーツマネジメント研究所(所長:情報マネジメント学部教授 中川直樹)は、東京五輪前後にわたり日本代表選手に関する調査を実施しました。五輪前調査は7月14日から16日まで1万人を対象に、日本代表選手の知名度やメダル予想などを尋ね、五輪後調査は8月10日から12日まで事前調査の回答者から1千人を抽出し、選手の「視聴」や「満足」、「MVP」などについて尋ねました。いずれもインターネット調査会社を通じて実施しています。
MVP
1位 水谷隼(卓球)/177票
2位 上野由岐子(ソフトボール)/141票
3位 橋本大輝(体操)/123票
4位 伊藤美誠(卓球)/118票
5位 大橋悠依(水泳)/93票
MVPに選んだ理由
1位 水谷隼選手
・競技への想い、チームをまとめる力、人柄が画面から伝わってきて、とても感動した(新潟県 40代女性)
・何度も追い込まれながらも逆境を跳ね返し、非常に頑張っていたと感じた(愛知県 30代男性)
・1球1球に集中していた。諦めない姿勢が感動をくれた(東京都 60代男性)

2位 上野由岐子選手
・オリンピックの競技から外れた後も、長年、厳しいトレーニングを続け、本番でもその力を発揮し、チームの要として活躍したから(大阪府 50代女性)
・13年越しの金メダルに感動した。なにより13年間日本のエースであり続けたことが凄い(千葉県 20代男性)

3位 橋本大輝選手
・個人総合、団体で大活躍し、若いながらインタビューでの回答が、頼もしい様子だったから(大阪府 20代男性)
・重圧だったと思うが自分の体操で魅せることができたと思うし、喜ぶ姿に笑顔になれた(埼玉県 50代女性)
種目別観戦率
1位 卓球混合ダブルス/50.7%
2位 男子野球/48.4%
3位 女子ソフトボール/48.2%
4位 サッカー男子/44.3%
5位 卓球女子団体/39.1%
知名度上昇
1位 橋本大輝(体操)/37.8ポイント上昇
2位 ウルフ・アロン(柔道)/27.3 ポイント上昇
3位 堀米雄斗(スケートボード)/26.6ポイント上昇
4位 四十住さくら(スケートボード)/26.5ポイント上昇
5位 入江聖奈(ボクシング)/26.0ポイント上昇
【調査結果】 2020東京五輪 MVP
東京五輪2020日本代表のMVPを男性選手・女性選手から各1名選んでもらった

【結果概要】
・男女ともに水谷隼選手(卓球)が1位を獲得
・メダル圏外の選手では、池江璃花子選手(水泳)が6位、久保建英選手(サッカー)が9位、田中希実選手(陸上競技)が11位、大迫傑選手(陸上競技)、石川祐希選手(バレーボール)が18位にランクイン

<全体 N=1,000>
1位 水谷隼(男)卓球/177票
2位 上野由岐子(女)ソフトボール/141票
3位 橋本大輝(男)体操/123票
4位 伊藤美誠(女)卓球/118票
5位 大橋悠依(女)水泳/93票
6位 池江璃花子(女)水泳/45票
7位 阿部詩(女)柔道/38票
8位 阿部一二三(男)柔道/34票
9位 久保建英(男)サッカー/32票
10位 堀米雄斗(男)スケートボード/28票
11位 田中希実(女)陸上競技/24票
12位 町田瑠唯(女)バスケットボール/23票
13位 甲斐拓也(男)野球/22票
13位 山田哲人(男)野球/22票
15位 大野将平(男)柔道/21票
16位 喜友名諒(男)空手/20票
17位 後藤希友(女)ソフトボール/14票
18位 大迫傑(男)陸上競技/13票
18位 石川祐希(男)バレーボール/13票
20位 ウルフ・アロン(男)柔道/12票
20位 坂本勇人(男)野球/12票

<男性回答者 N=504>
1位 水谷隼(男)卓球/75票
2位 上野由岐子(女)ソフトボール/68票
3位 橋本大輝(男)体操/60票
4位 大橋悠依(女)水泳/50票
5位 伊藤美誠(女)卓球/42票
6位 久保建英(男)サッカー/22票
6位 阿部詩(女)柔道/22票
8位 甲斐拓也(男)野球/16票
8位 山田哲人(男)野球/16票
8位 田中希実(女)陸上競技/16票

<女性回答者 N=496>
1位 水谷隼(男)卓球/102票
2位 伊藤美誠(女)卓球/76票
3位 上野由岐子(女)ソフトボール/73票
4位 橋本大輝(男)体操/63票
5位 大橋悠依(女)水泳/43票
6位 池江璃花子(女)水泳/30票
7位 阿部一二三(男)柔道/22票
8位 阿部詩(女)柔道/16票
9位 堀米雄斗(男)スケートボード/14票
10位 喜友名諒(男)空手/13票
【調査結果】 選手別観戦率
東京五輪で競技を視聴した選手(録画やダイジェストを含む)をすべて選んでもらった

【結果概要】
・男女ともに1位と2位は伊藤美誠選手(卓球)、水谷隼選手(卓球)の2人のどちらかがランクイン。また全体ランキングでは、3位石川佳純選手、4位平野美宇選手、7位張本智和選手、20位丹羽孝希選手と卓球競技が上位を占める
・男性順位が高いのは久保建英選手(サッカー)、 坂本勇人選手(野球)、 山田哲人選手(野球)
・女性順位が高いのは阿部詩選手(柔道)、橋本大輝選手(体操)、瀬戸大也選手(水泳)、内村航平選手(体操)、池江璃花子選手(水泳)

<全体 N=1,000>
1位 伊藤美誠(女)卓球/51.7%
2位 水谷隼(男)卓球/50.6%
3位 石川佳純(女)卓球/45.4%
4位 平野美宇(女)卓球/43.2%
5位 上野由岐子(女)ソフトボール/41.1%
6位 阿部一二三(男)柔道/40.3%
7位 張本智和(男)卓球/40.1%
8位 久保建英(男)サッカー/37.4%
8位 阿部詩(女)柔道/37.4%
10位 坂本勇人(男)野球/34.9%
11位 橋本大輝(男)体操/34.0%
12位 田中将大(男)野球/33.5%
13位 内村航平(男)体操/32.6%
14位 池江璃花子(女)水泳/32.0%
15位 吉田麻也(男)サッカー/31.6%
16位 ウルフ・アロン(男)柔道/30.8%
17位 山田哲人(男)野球/30.6%
18位 堂安律(男)サッカー/29.5%
19位 瀬戸大也(男)水泳/29.3%
20位 丹羽孝希(男)卓球/28.8%

<男性回答者 N=504>
1位 伊藤美誠(女)卓球/48.2%
2位 水谷隼(男)卓球/46.0%
3位 石川佳純(女)卓球/44.0%
4位 久保建英(男)サッカー/41.9%
5位 平野美宇(女)卓球/41.5%
6位 上野由岐子(女)ソフトボール/41.3%
7位 坂本勇人(男)野球/40.3%
8位 阿部一二三(男)柔道/38.7%
9位 張本智和(男)卓球/36.7%
10位 山田哲人(男)野球/36.5%

<女性回答者 N=496>
1位水谷隼(男)卓球/55.2%
1位伊藤美誠(女)卓球/55.2%
3位石川佳純(女)卓球/46.8%
4位平野美宇(女)卓球/45.0%
5位張本智和(男)卓球/43.5%
6位阿部一二三(男)柔道/41.9%
7位上野由岐子(女)ソフトボール/40.9%
8位阿部詩(女)柔道/39.9%
9位橋本大輝(男)体操/38.3%
10位瀬戸大也(男)水泳/34.5%
10位内村航平(男)体操/34.5%
10位池江璃花子(女)水泳/34.5%
【調査結果】 活躍満足度
競技での活躍に満足している選手をすべて選んでもらった

【結果概要】
・男女ともに伊藤美誠選手(卓球)が1位を獲得
・選手別観戦率調査ではTOP20圏外だった大橋悠依選手(水泳)が12位、大野将平選手(柔道)が13位、川井梨紗子選手(レスリング)が16位、甲斐拓也選手(野球)が17位、川井友香子選手(レスリング)が18位にランクイン

<全体 N=1,000>
1位 伊藤美誠(女)卓球/46.1%
2位 水谷隼(男)卓球/43.2%
3位 上野由岐子(女)ソフトボール/37.5%
4位 阿部一二三(男)柔道/35.8%
5位 石川佳純(女)卓球/35.2%
6位 平野美宇(女)卓球/33.8%
7位 阿部詩(女)柔道/33.6%
8位 橋本大輝(男)体操/29.6%
9位 ウルフ・アロン(男)柔道/26.1%
10位 張本智和(男)卓球/25.9%
11位 久保建英(男)サッカー/24.6%
12位 大橋悠依(女)水泳/23.5%
13位 大野将平(男)柔道/23.2%
14位 坂本勇人(男)野球/22.9%
15位 山田哲人(男)野球/22.7%
16位 川井梨紗子(女)レスリング/20.7%
17位 甲斐拓也(男)野球/20.4%
18位 川井友香子(女)レスリング/19.9%
19位 池江璃花子(女)水泳/19.0%
20位 丹羽孝希(男)卓球/18.2%

<男性回答者 N=504>
1位 伊藤美誠(女)卓球/41.7%
2位 上野由岐子(女)ソフトボール/37.7%
3位 水谷隼(男)卓球/37.3%
4位 阿部一二三(男)柔道/32.9%
5位 石川佳純(女)卓球/32.7%
6位 阿部詩(女)柔道/31.2%
7位 平野美宇(女)卓球/30.8%
8位 久保建英(男)サッカー/28.6%
9位 山田哲人(男)野球/27.0%
10位 坂本勇人(男)野球/26.6%

<女性回答者 N=496>
1位 伊藤美誠(女)卓球/50.6%
2位 水谷(男)卓球/49.2%
3位 阿部一二三(男)柔道/38.7%
4位 石川佳純(女)卓球/37.7%
5位 上野由岐子(女)ソフトボール/37.3%
6位 平野美宇(女)卓球/36.9%
7位 阿部詩(女)柔道/36.1%
8位 橋本大輝(男)体操/33.7%
9位 張本智和(男)卓球/31.5%
10位 ウルフ・アロン(男)柔道/26.8%
【調査結果】知名度上昇
東京五輪の開幕前と閉幕後で認知率が大きく上がった選手をランキングにまとめた

【結果概要】
・男女ともに橋本大輝選手(体操)が知名度上昇率1位を獲得
・東京五輪から採用された新競技(スケートボード、サーフィン、空手、スポーツクライミング)に出場した選手の知名度が上昇した
・男性では後藤希友選手(ソフトボール)、女性では上野由岐子選手(ソフトボール)の知名度が上昇した

<全体 N=1,000>
1位 橋本大輝(男)体操/37.8ポイント上昇
2位 ウルフ・アロン(男)柔道/27.3ポイント上昇
3位 堀米雄斗(男)スケートボード/26.6ポイント上昇
4位 四十住さくら(女)スケートボード/26.5ポイント上昇
5位 入江聖奈(女)ボクシング/26.0ポイント上昇
6位 五十嵐カノア(男)サーフィン/24.5ポイント上昇
7位 川井友香子(女)レスリング/23.5ポイント上昇
8位 大橋悠依(女)水泳/23.1ポイント上昇
9位 西矢椛(女)スケートボード/22.5ポイント上昇
10位 開心那(女)スケートボード/19.4ポイント上昇
11位 後藤希友(女)ソフトボール/18.9ポイント上昇
12位 高藤直寿(男)柔道/18.8ポイント上昇
13位 喜友名諒(男)空手/18.8ポイント上昇
14位 清水希容(女)空手/18.0ポイント上昇
15位 川井梨紗子(女)レスリング/17.2ポイント上昇
16位 上野由岐子(女)ソフトボール/16.3ポイント上昇
17位 北園丈琉(男)体操/14.3ポイント上昇
18位 野中生萌(女)スポーツクライミング/14.0ポイント上昇
19位 大野将平(男)柔道/13.6ポイント上昇
20位 村上茉愛(女)体操/13.4ポイント上昇

<男性回答者 N=504>
1位 橋本大輝(男)体操/32.7ポイント上昇
2位 入江聖奈(女)ボクシング/24.1ポイント上昇
3位 堀米雄斗(男)スケートボード/22.6ポイント上昇
4位 後藤希友(女)ソフトボー/21.5ポイント上昇
5位 四十住さくら(女)スケートボード/21.0ポイント上昇
6位 大橋悠依(女)水泳/20.9ポイント上昇
7位 ウルフ・アロン(男)柔道/20.2ポイント上昇
8位 川井友香子(女)レスリング/19.7ポイント上昇
9位 西矢椛(女)スケートボード/18.8ポイント上昇
10位 五十嵐カノア(男)サーフィン/18.6ポイント上昇

<女性回答者 N=496>
1位 橋本大輝(男)体操/43.0ポイント上昇
2位 ウルフ・アロン(男)柔道/34.5ポイント上昇
3位 四十住さくら(女)スケートボード/32.0ポイント上昇
4位 堀米雄斗(男)スケートボード/30.6ポイント上昇
5位 五十嵐カノア(男)サーフィン/30.4ポイント上昇
6位 入江聖奈(女)ボクシング/27.9ポイント上昇
7位 川井友香子(女)レスリング/27.3ポイント上昇
8位 西矢椛(女)スケートボード/26.3ポイント上昇
9位 大橋悠依(女)水泳/25.3ポイント上昇
10位 上野由岐子(女)ソフトボール/23.6ポイント上昇
【調査結果】五輪総括
2020東京五輪に関する以下の項目について、該当するものにチェックをしてもらった

【結果概要】
・「選手の活躍に感動」、「金メダル獲得数に満足」、「ボランティアがよく支えた」の項目では肯定が多数を占めた
・「招致して良かった」、「東京五輪は成功」の項目では意見が分かれた
・ 「招致して良かった」、「東京五輪は成功」の項目は男性の方の肯定率が高く、 「選手の活躍に感動」、「金メダル獲得数に満足」、 「ボランティアがよく支えた」の項目については女性の肯定率の方が高い結果となった

<全体肯定率 N=1,000>
2020東京五輪を招致して良かった/51.7%
2020東京五輪は成功だった/50.5%
2020東京五輪での選手たちの活躍に感動した/83.9%
日本代表の過去最多の金メダル獲得数に満足している/82.0%
日本人ボランティアが大会をよく支えたと思う/79.2%
東日本大震災からの「復興五輪」の役割を果たした/27.6%
2020東京五輪はコンセプトの「多様性と調和」を実現できた/35.3%
2020東京五輪の開会式は素晴らしかった/37.8%
2020東京五輪の閉会式は素晴らしかった/30.0%
2020東京五輪は記憶に残る大会だった/66.6%
東京五輪がコロナ禍で沈む日本を明るくしてくれた/58.4%
東京五輪の無観客開催は適切な判断だった/82.8%
東京五輪は安心・安全な大会だった/28.2%
東京五輪の開催は「コロナに打ち勝った証」となった/9.6%
東京五輪の開催によって、感染予防の意識が薄れたと思う/69.3%

<男性回答者肯定率 N=504>
2020東京五輪を招致して良かった/55.2%
2020東京五輪は成功だった/53.2%
2020東京五輪での選手たちの活躍に感動した/81.9%
日本代表の過去最多の金メダル獲得数に満足している/80.0%
日本人ボランティアが大会をよく支えたと思う/76.8%
東日本大震災からの「復興五輪」の役割を果たした/28.4%
2020東京五輪はコンセプトの「多様性と調和」を実現できた/35.7%
2020東京五輪の開会式は素晴らしかった/38.5%
2020東京五輪の閉会式は素晴らしかった/31.0%
2020東京五輪は記憶に残る大会だった/68.7%
東京五輪がコロナ禍で沈む日本を明るくしてくれた/59.3%
東京五輪の無観客開催は適切な判断だった/78.4%
東京五輪は安心・安全な大会だった/34.1%
東京五輪の開催は「コロナに打ち勝った証」となった/12.3%
東京五輪の開催によって、感染予防の意識が薄れたと思う/65.1%

<女性回答者肯定率 N=496>
2020東京五輪を招致して良かった/48.2%
2020東京五輪は成功だった/47.8%
2020東京五輪での選手たちの活躍に感動した/85.9%
日本代表の過去最多の金メダル獲得数に満足している/84.1%
日本人ボランティアが大会をよく支えたと思う/81.7%
東日本大震災からの「復興五輪」の役割を果たした/26.8%
2020東京五輪はコンセプトの「多様性と調和」を実現できた/34.9%
2020東京五輪の開会式は素晴らしかった/37.1%
2020東京五輪の閉会式は素晴らしかった/29.0%
2020東京五輪は記憶に残る大会だった/64.5%
東京五輪がコロナ禍で沈む日本を明るくしてくれた/57.5%
東京五輪の無観客開催は適切な判断だった/87.3%
東京五輪は安心・安全な大会だった/22.2%
東京五輪の開催は「コロナに打ち勝った証」となった/6.9%
東京五輪の開催によって、感染予防の意識が薄れたと思う/73.6%
【調査概要】
調査時期:2021年8月10日(火)~12日(木)の3日間
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国 20 ~ 69 歳対象 1,000人
※サンプル割付は、総務省統計局の都道府県別・性別・世代別の最新推計構成比に基づく。(2020 年 4 月 14 日公開、2019 年 10 月 1 日現在人口推計)
調査担当:小野田哲弥研究員(情報マネジメント学部 教授)
◆ご取材・お問い合わせ◆
産業能率大学 企画課
〒158-8630 東京都世田谷区等々力6-39-15
Email:kikaku@hj.sanno.ac.jp TEL:03-3704-1110