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調査報告書

第2回上場企業の課長に関する実態調査

学校法人産業能率大学(東京都世田谷区)は、従業員数100人以上の上場企業で働く課長を対象に、職場の状況や課長自身の意識などに関するアンケートを実施し「上場企業の課長に関する実態調査」としてまとめました。
この調査はインターネット調査会社を通じて実施し、600人(男性583人/女性17人)から回答を得ました。

結果概要

プレイヤー化がさらに進む

課長のじつに99.2%が、職場のマネジメントを担いつつ、プレイヤーとしても業務をしている。仕事の半分以上が“プレイヤー”業務の課長は48.2%で、2年前の調査に比べ8ポイントあまりの増加となった。前回調査に比べ、さらにプレイングマネージャー化が進んでいることが分かる。(下図)

プレイヤー業務グラフ

課長の悩み 「部下育成」トップに

現在悩みがあるかどうか課長に尋ねたところ、88.8%が悩みを抱えていると回答。最も多かったのは、「部下がなかなか育たない」(41.8%)で、前回2年前の調査より12.1ポイント増え、悩みのトップに。
プレイヤー兼務という現状もあり、業務量が多い中でなかなか部下の育成にまで時間をかけられていない現状がありそうだ。(下図)

課長の悩みグラフ

メンタルヘルスに不安を抱える部下がいる 3人に1人

部下のメンタルケアにも目を配らなければならない課長だが、管理する部下にメンタルヘルスへの不安があるかどうかと尋ねたところ、およそ3人に1人の割合でメンタルヘルスに不安を抱える部下が「いる」と回答した。(下図)

メンタルヘルスに不安を抱える部下がいるグラフ

プレイヤーに戻りたい課長 4割増加

最終的になりたい立場・役職を尋ねたところ13.4%が「プレイヤーの立場に戻る」と回答した。
これは前回2年前の調査と比べて4割(3.9ポイント)増加しており、“プレイヤーに戻りたい”課長が増加している。

最終的になりたい立場・役職グラフ

調査報告書の全文をPDFファイルで提供しています。

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