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調査報告書

2013年度新入社員の会社生活調査

学校法人産業能率大学は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し「2013年度新入社員の会社生活調査」としてまとめました。
この調査は、3月27日から4月10日まで、本学の産能マネジメントスクールが開催する「新入社員研修セミナー」に参加した新入社員のうち150社500人を対象に実施し、463人(男性324人・女性139人)から有効回答を得ました。本学では1990年度から、この調査を「新入社員の会社生活調査」として継続して実施しています。

結果概要

SNSを「毎日利用」 3人に2人

今年度の新入社員にソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)の利用状況について尋ねたところ、「毎日利用している」が昨年度よりも7.6ポイント高く66.4%となりました。「ほとんど利用していない」「SNSには利用者登録していない」は、いずれも昨年度よりも減っています(下図)。
3人のうち2人がSNSを毎日利用しており、新入社員にとってSNSは非常に身近な存在になっているようです。

SNSの利用状況グラフ

上司からの友達申請「嫌だ」が43%

SNSを利用している新入社員に、会社の上司からSNSで友達申請があったらどう思うかを尋ねました。全体の42.8%が「嫌だ」と回答、特に女性新入社員は約6割が不快感を抱いています(下図)。

上司からSNSで「友達」申請があったらどう感じるかグラフ

最終目標「社長」になりたい 過去最低

最終的に目標とする役職・地位について尋ねたところ、「社長」が11.9%で、調査を始めた1990年以来、最低となりました。これまでは、企業不祥事が目立った直後の2007年度の12.0%が最低でしたが、これを0.1ポイント下回りました(下図)。
一方で、「部長」は昨年度の22.9%を0.3ポイント上回り23.2%で、過去最高を更新しました。以下のグラフには記載していませんが「役員」が18.9%、「課長」「係長」も増加する傾向があります。経営トップを目指すという気概は、全体的になくなってきているのかもしれません。

最終的に目標とする地位グラフ

調査報告書の全文をPDFファイルで提供しています。

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