大学
心理カウンセリングコース
働く人へのカウンセリング力を身につける
組織で働く人の行動や心の動きを心理学からのアプローチで解き明かし、抱える問題の解決を援助できる人材を育成します。
- 学べる内容
- 心理カウンセラーに必要な心理学、カウンセリングの体系的な理論と手法、マネジメントの知識を習得します。組織で働く多くの人が活躍できるように、心という側面から支援できる能力や、自らも組織の中で良好な人間関係を築ける方法を学びます。心理学の基礎を学ぶことで、将来大学院に進学し、臨床心理士資格をめざす道が開けてきます。
こんな人にオススメ
- 心理カウンセリングに 興味がある方
- メンタルヘルスの知識を使い 仕事をしたい方
- 心理学系の大学院に進学し 心理カウンセラーをめざしたい方
目指せる資格
- 認定心理士
Pick up 科目紹介
カウンセリングの理論
「カウンセリング」に興味をお持ちの方も多いと思います。本科目では、カウンセリングの基本的考え方やカウンセリングで思考する心理療法とその理論を理解し、心理検査法と代表的精神疾患を学習します。また日常的な心の動きや行動等も分析・考察します。
産業カウンセリング概論
「現在の産業界は、従来のような集団的で画一的な管理・対応では対処が難しくなっています。このような現状に即して、企業内で起こる問題や課題を捉え、働く人の抱える問題点について産業カウンセラーとしてどう対応するのかについて学習します。
Student's Voice
学生インタビュー
傾聴力が養われたことで、
仕事でも生活でも
良好な人間関係を
築けるようになりました。
2024年卒業 保育士
石井 絵美 さん
入学の目的・理由
保育士として多様な園児や保護者の皆さんと接する中で、「相手の気持ちをきちんと理解できているだろうか?」と不安を抱くことがありました。そこで興味を持ったのが心理学でした。心理学の理論を体系的に学びたいと思い、入学を決意しました。
印象に残っている科目のひとつが人の行動パターンと行動の背景にある深層心理について学ぶ「行動心理学」です。人が不安を感じた時、心の動きが無意識のうちにさまざまな態度や表情として表れます。こうした心理学の知見は、普段の生活にも活かすことができます。相づちのタイミングや傾聴の姿勢など理解を示す行動が他者に安心感を与え、それが信頼関係を築くきっかけになるからです。
学ぶことが、私自身の成長に繋がっています。
心理カウンセリングコースの科目構成
4月期・10月期ともに同じテキストを配本します
3年次科目
マネジメント力強化科目群(コース共通)
●…受講には別途費用がかかります。
科目名 | |||||
---|---|---|---|---|---|
経営の行動指針(土光敏夫語録に学ぶ) | ○ | 2 | |||
経営管理論 | ○ | 4 | |||
経営戦略論 | ○ | ○ | ● | 2 | |
マーケティング論 | ○ | ○ | 2 | ||
人材マネジメント論 | ○ | ○ | 2 | ||
知的思考の技術 | ○ | 2 | |||
しなやかな心をつくるメンタルマネジメント | ○ | 2 | |||
16単位分配本 |
コース専門科目
●…受講には別途費用がかかります。
科目名 | |||||
---|---|---|---|---|---|
臨床心理学 | ○ | 2 | |||
カウンセリングの理論 | ○ | ○ | 4 | ||
心理療法 | ○ | ○ | 2 | ||
面接技法 | ○ | ○ | 2 | ||
心理検査法 | ○ | 2 | |||
産業カウンセリング概論 | ○ | ○ | 4 | ||
行動心理学 | ○ | 2 | |||
心理学のための統計 | ○ | ○ | 2 | ||
20単位分配本 |
3年次 36 単位分配本
※卒業にあたって、3・4年次に必要な単位数は、62単位です。3年次の配本は36単位分です。
4年次科目
3年次選択したコース以外の専門科目、基礎科目の中から36単位まで自由に選択できます。 科目については、こちらをご参照ください。
4年次 36 単位分配本
3・4年次・合計 72 単位分配本
卒業に必要な単位数 62 単位
Faculty Voice
自由が丘産能短期大学 講師 修士(福祉心理学) 公認心理師 臨床心理士 末﨑 裕康
自己理解を深めながら、他者理解に努めます
私たちは職場、家庭、学校など日常生活を送るなかで様々な人間関係上のトラブルに遭遇します。心理カウンセリングは主に人間関係のトラブルを解消するための知見が集まっている領域ですが、これらの知見を用いて他者を支援するためには、まず自分自身を理解することが不可欠です。今まで自覚していなかった自分を知りながらカウンセリングに関する知識を身につけることで、ご自身の、または身の回りの他者の日常生活をさらに充実したものにしていきましょう。