心理学関連の資格
認定心理士
短大・大学に「認定心理士」対応科目を増設しました。
認定心理士とは、学習者が大学レベルの心理学の知識とスキルを備えていることを証明する資格です。
産業能率大学の心理学系科目では、認定心理士資格の取得を視野に入れ、心理学系のカリキュラムを再設計しました。
資格取得をめざせるコース
資格取得により広がるキャリア
認定心理士資格に必要な科目をフルカバー
認定心理士資格を取得するためには、それぞれの領域で求められる単位数を充たし、トータルで36単位以上を修得する必要があります。
SANNOが提供する心理学系科目群は以下全ての領域をカバーしています。
心理学検定
短大の7つのコースで心理学検定試験に対応した科目を配本
心理学検定試験にチャレンジできるように
短大では、「ビジネス・コミュニケーションコース」「経営基礎コース」「心理学基礎コース」を除く6つのコースで、心理学科目「心理学基礎」を配本します。この科目は広く心理学の理論を学び、心理学検定の受験を支援します。心理学検定は2級、1級に合格すると、心理学の専門資格である応用心理士や健康心理士、また日本カウンセリング学会認定カウンセラーにチャレンジすることが可能となります。また、心理学基礎コースでは認定心理士対応の科目を配当します。資格に対応した学習を進めていただけます。
心理学検定試験とは?
日本心理学諸学会連合が認定する信頼性・専門性の高い心理学の認定試験です。
心理学検定2級に合格すると
日本カウンセリング学会への入会資格を取得できるとともに、入会して一定の要件を満たすことで、日本カウンセリング学会認定カウンセラーの資格認定試験の受験資格が得られます。
さらに、健康心理士の受験資格が得られます。
心理学検定1級に合格すると
大学心理学科を卒業したことと同等の知識量があることが日本心理学諸学会連合から認められます。
日本応用心理学会の入会資格が取得できるとともに、入会して一定の要件を満たすことで、応用心理士の受験資格が得られます。
大学・大学院に進学し、心理学をさらに深く学ぶ
一部の大学では心理学検定試験に合格することが大学院入学の優遇になったり、一部の単位が認められる場合があります。
Student's Voice
身につけた知見は、心理カウンセラーとなった今も活きています。
2023年卒業 北原 真紀 さん
認定心理士の資格取得を目指したのは、心理カウンセラーとして職に就くためでした。独学では修得が難しい各科目が網羅されたカリキュラムも、挑戦を決めた理由です。演習や実験では、カウンセリングに役立つ視点や科学的なアプローチを学ぶことができました。心理状態の分析手法や、数値による可視化もそのひとつです。起こっている事象を、心理学の理論に基づいて客観的に考察できるようになり、職に就いた今も資格取得のプロセスで得た知見を活かしています。
Faculty Voice
産業能率大学 教授 博士(心理学) 公認心理師 臨床心理士 椎野 睦
認定心理士資格は、大学教育で学べる心理学の最上位の資格です
産業能率大学の設立者上野陽一先生は、東京帝国大学で心理学を学び、その後心理学の知見を応用し、日本における経営コンサルティングの礎を築きました。その意味で心理学は、産業能率大学のルーツ的な学問と言えるでしょう。
認定心理士とは、心理学における幅広い知識を備えていることを証明する大学で取得できる最上位の資格です。認定心理士資格自体は、職能資格ではありませんが、心理学の知識を備えることで、心理学の専門家として次の
キャリアにつなげる、あるいは心理学の知識を日々の仕事の中で活かすことができます。
特に複雑化、多様化が進む近年の企業社会では、相手の心と寄り添い、相手の立場で考えるという心理学的アプローチに注目が集まっています。さらに心理学の知識は、自らのメンタルマネジメントを行ううえでも、重要な役割を果たしてくれるでしょう。