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調査報告書

社長が選ぶ 今年の社長2019

 学校法人産業能率大学総合研究所(東京都世田谷区)は、従業員数が6人以上の企業経営者(経営トップ)を対象に今年(2019年)の最優秀経営者は誰かを尋ね、その結果を「社長が選ぶ 今年の社長」としてまとめました。調査は11月19日から25日までインターネット調査で行いました(有効回答490)。この調査は2008年から実施しており、今回で12回目となります。

調査概要

調査期間:2019年11月19日~25日(7日間)
調査対象:従業員数6人以上の企業経営者604人
有効回答:490
調査方法:インターネット調査
調査内容:今年(2019年)の最優秀経営者だと思う方1名を自由記述で回答

結果概要

順位
(前年順位)
氏名 企業名
※法人格略/得票同数の場合は50音順
得票数
1位
(1位)
孫 正義 氏 ソフトバンクグループ
(代表取締役会長兼社長)
127
2位
(2位)
豊田 章男 氏 トヨタ自動車
(代表取締役社長)
113
3位
(—)
小濱 英之 氏 (初) ワークマン
(取締役社長)
49
4位
(—)
大山 晃弘 氏 (初) アイリスオーヤマ
(代表取締役社長)
26
5位
(17位)
柳井 正 氏 ファーストリテイリング
(代表取締役会長兼社長)
22
6位
(5位)
永守 重信 氏 日本電産
(代表取締役会長)
11
7位
(12位)
吉田 憲一郎 氏 (初) ソニー
(代表執行役 社長兼CEO)
8
8位
(3位)
前澤 友作 氏 ZOZO
(前代表取締役社長)
7

(—)
山田 進太郎 氏 (初) メルカリ
(代表取締役CEO(社長))
10位
(—)
川邊 健太郎 氏 (初) Zホールディングス(ヤフー)
(代表取締役社長)
5

(4位)
三木谷 浩史 氏 楽天
(代表取締役会長兼社長)

*役職は調査時のもの
*2019年内に「社長」「会長」「CEO」など経営トップに就いた実績があれば有効
*(—)=前年得票なし/(初)=今回初めてトップ10入り

孫 正義氏が4年連続で「今年の社長第1位」

 令和元年となる2019年の「今年の社長」の第1位には、孫 正義氏(ソフトバンクグループ)が4年連続で選ばれました。11月に発表された「Yahoo! JAPAN」と「LINE」の事業統合が大きなインパクトを与え、経営者としての先見性やスケールの大きさが多くの支持を集めました。アンケートに答えていただいた社長の年齢を「40代以下(108名)」「50代(196名)」「60代以上(186名)」に分けて分析したところ、孫氏は全世代から広く支持を受けており、特に「40代以下」の若手経営者からは2位(12票)の3倍以上の39票を集めて圧倒的な支持を得ています。
なお、「今年の社長」の第2位には4年連続で豊田章男氏(トヨタ自動車)がランクインしていますが、「50代」と「60代以上」の社長からの支持では豊田氏がトップでした。

初のトップ10入りは5名

 今回、初めてトップ10入りしたのは5名でした。このうち、3位の小濱英之氏(ワークマン)と4位の大山晃弘氏(アイリスオーヤマ)ならびに10位の川邊健太郎氏(Zホールディングス)は、企業としても初のトップ10入りとなりました。7位の吉田憲一郎氏(ソニー)は、昨年の12位からランクアップしました。ソニーとしては、2017年に前任の平井一夫氏が6位にランクインして以来2年振りのトップ10入りとなりました。また、8位の山田進太郎氏(メルカリ)については、昨年の調査で前社長の小泉文明氏が同じく8位ランクインしており、同社としては2年連続のトップ10入りとなりました。

調査報告書の全文をPDFファイルで提供しています。

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