SANNO SPORTS MANAGEMENT 2013年 Vol.6

SANNO SPORTS MANAGEMENT 2013年 Vol.6 FEATURE「発展への課題」


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FEATURE「発展への課題」産業能率大学女子ビーチバレー部年表選手・ペア※敬称略。本学学生は()内の数字は当時の学年。戦績・できごと——溝江明香(1)・大原愛加(1)産業能率大学女子ビーチバレー部発足ビーチバレーコート開設記念式典(ビーチバレー連盟・川合俊一会長、国内1・2位の楠原千秋・佐伯美香ペア、田中姿子・小泉栄子ペア来校)第21回全日本ビーチバレー大学男女選手権大会準優勝溝江明香(1)・藤井桜子(日本体育大学)FIVBビーチバレージュニア世界選手権大会出場中村彩羅(1)・本間江梨(日本大学)新潟国体において茨城県代表として5位入賞—本学ビーチバレーコートにおいて近隣小学生を招待した「ビーチバレーフェスタ2009」を開催。以降恒例行事に溝江明香(2)・石田アンジェラ(1)平成22年度日本バレボール協会ビーチバレー強化指定選手に選出大原愛加(2)・中村彩羅(2)第22回全日本ビーチバレー大学男女選手権大会準優勝溝江明香(2)・田中姿子(エコ計画)第16回アジア競技大会で5位タイ489115811溝江明香(2)・田中姿子(エコ計画)JBVツアーアワード2010グランドチャンピオン781256溝江明香(2)JBVツアーアワード2010新人賞小林優香(3)・石田アンジェラ(2)関東大学ビーチバレー選手権大会優勝石田アンジェラ(2)・永田唯(鹿屋体育大学)石田アンジェラ(2)・鈴木千代(共栄学園高校)第26回ユニバーシアード競技大会出場FIVBビーチバレージュニア世界選手権大会9位溝江明香(3)・田中姿子(エコ計画)JBVツアーアワード2011グランドチャンピオン溝江明香(3)JBVツアーアワード2011MVP—石田アンジェラ(3)・駒田順子(ポイント)本学ビーチバレーコートにおいて日本ビーチバレー連盟公認大会「2011ビーチバレーSANNOオープン」を開催。大会運営責任者は中村彩羅(3)JBVサテライト駒ヶ根大会優勝中村彩羅(4)・鈴木千代(1)小林優香(4)・村田茉耶(2)ビーチバレーカレッジオープン2012優勝ビーチバレーカレッジオープン2012準優勝溝江明香(4)・田中姿子(フリー)ロンドン五輪アジア大陸予選5位でオリンピック出場ならず中村彩羅(4)・石田アンジェラ(3)関東大学ビーチバレー選手権大会優勝7村田茉耶(2)・鈴木千代(1)関東大学ビーチバレー選手権大会準優勝清水友菜(1)・中丸千晶(1)関東大学ビーチバレー選手権大会3位中村彩羅(4)・石田アンジェラ(3)第24回全日本ビーチバレー大学男女選手権大会優勝溝江明香(4)・田中姿子(フリー)第26回ビーチバレージャパン優勝溝江明香(4)・田中姿子(フリー)第23回全日本ビーチバレー女子選手権大会優勝溝江明香(4)・永田唯(鹿屋体育大学)第6回ビーチバレー大学選手権大会13位タイ石田アンジェラ(3)・鈴木千代(1)第6回ビーチバレー大学選手権大会17位タイ—「ビーチバレーフェスタ」を「ビーチバレーSANNOCUP」に改称溝江明香(4)・石田アンジェラ(3)第2回アジア大学ビーチバレー選手権大会準優勝鈴木千代(2)・浦田景子(フリー)AVCアジアツアーインドネシア大会3位石田アンジェラ(4)・田中姿子(フリー)AVCアジアツアーインドネシア大会5位タイ石田アンジェラ(4)・田中姿子(フリー)AVCアジアツアーベトナム大会5位タイ鈴木千代(2)・浦田景子(フリー)AVCアジアツアーベトナム大会7位タイ石田アンジェラ(4)・田中姿子(フリー)JBVツアー第1戦ビーチバレー東京オープン優勝鈴木千代(2)・浦田景子(フリー)JBVツアー第1戦ビーチバレー東京オープン4位鈴木千代(2)・石坪聖野(福知山成美高校)AVCビーチバレーアジア選手権大会(U-21)準優勝中丸千晶(2)・仲田莉葉(1)AVCビーチバレーアジア選手権大会(U-21)5位石田アンジェラ(4)・田中姿子(フリー)鈴木千代(2)・石坪聖野(福知山成美高校)JBVツアー第2戦ビーチバレー福岡オープン準優勝FIVBビーチバレーボール世界選手権(U-21)17位タイ清水友菜(2)・中丸千晶(2)関東大学ビーチバレー選手権大会優勝石田アンジェラ(4)・溝江明香(アットホーム)清水友菜(2)・中丸千晶(2)石田アンジェラ(4)・田中姿子(フリー)第27回ユニバーシアード競技大会17位タイ第25回全日本ビーチバレー大学男女選手権大会準優勝JBVツアー第3戦第14回ビーチバレー霧島酒造オープン3位石田アンジェラ(4)・大山未希(フリー)東京国体において東京都代表として優勝石田アンジェラ(4)・田中姿子(フリー)JBVツアー第4戦ペボニアカップ準優勝鈴木千代(2)・中丸千晶(2)湘南ベルマーレカップJBVサテライト平塚大会5位タイ石田アンジェラ(4)JBVツアーアワード2013MVP(最優秀選手賞)891011456789101112年月200710200820092010201120122013川合庶産業能率大学女子ビーチバレー部ヘッドコーチかわい・ちかし1965年生まれ。兄・川合俊一氏らとともに日本のビーチバレー界を牽引してきた先駆者の一人。ビーチバレー選手として、1993年FIVB(国際バレーボール連盟)アジアサーキット優勝、1999年ビーチバレージャパン準優勝などの成績を残し、2001年に現役を引退。湘南ベルマーレビーチバレーチームのゼネラルマネージャーのほか、日本バレーボール協会ビーチバレー強化委員会副委員長などを歴任し、後進の育成にあたる。2007年より現職。8コーチを困らせるくらいの熱意を本学において2人のJBVツアーアワードMVP選手を育て上げた川合庶ヘッドコーチだが、現状に満足することなく、2014年度に2つの大きな目標を掲げている。一つは突出した選手の発掘である。もちろん、現3年の清水・鈴木・中丸も世界と戦える可能性を秘めているが、石田並みの身長でなおかつビーチバレーが天職のような若い選手が現れれば、今いる選手たちの闘志に火を点け、相乗効果が期待できると説く。そしてもう一つは、そのような外発的な刺激がなくとも彼女たちの意識が変わることだ。それは上述の石田が在校生に残したメッセージにも重なる。片言の英語で海外を転戦したサバイバルな経験を持つ川合コーチには、ポイントを稼ぐ手段を自ら見つけて遠征し、自分を最も成長させてくれる相手とペアを組み、日頃の練習にも自ら目標設定をして取り組むという自立なくして、一人前のビーチバレーボール選手ではないという意識が強い。もしそういった意識の高い選手に求められるなら、自分が費やす時間と労力は惜しまないが、まだその域に達する選手が部員の中から出てこないのが不満だという。「俺をもっと困らせてくれ」川合コーチのこの口癖が収まる時こそ、SANNO女子ビーチバレー部が真に成熟し、同時に日本のビーチバレーが世界に伍して戦える時代の幕開けなのかもしれない。石田アンジェラ産業能率大学情報マネジメント学部2013年度卒業生いしだ・あんじぇら2014年3月、本学を卒業。1年次(2010年)に日本バレーボール協会ビーチバレー強化指定選手に選ばれ、2年次(2011年)にはFIVBビーチバレージュニア世界選手権で9位。3年次(2012年)にはアジアユニバーシアード大会で準優勝、全日本ビーチバレー大学選手権で優勝。4年次(2013年)にはJVBツアー東京大会で優勝し、年間最優秀選手(MVP)に輝く。村田茉耶産業能率大学情報マネジメント学部4年むらた・まや私立奈良女子高校出身。2年次(2012年)にビーチバレーカレッジオープン準優勝、関東大学ビーチバレー選手権大会準優勝。3年次(2013年)には部長として、日本ビーチバレー連盟公認大会「ビーチバレーSANNOオープン2013」の運営責任者を務め、大会を成功させる。清水友菜産業能率大学情報マネジメント学部3年しみず・ともな東京都私立駿台学園高校出身。1年次(2012年)に関東大学ビーチバレー選手権大会3位、2年次(2013年)に全日本ビーチバレー大学男女選手権大会女子の部で準優勝。3年次(2014年)は新部長として部員を統率するとともに、U-21日本代表としても活躍が期待される。鈴木千代産業能率大学情報マネジメント学部3年すずき・ちよ東京都私立共栄学園高校出身。高校3年次(2011年)に石田と組みFIVBビーチバレージュニア世界選手権で9位。大学1年次(2012年)にビーチバレーカレッジオープン優勝、大学2年次(2013年)にU-21日本代表としてAVCビーチバレーアジア選手権大会銀メダル。中丸千晶産業能率大学情報マネジメント学部3年なかまる・ちあき神奈川県立大和南高校出身。1年次(2012年)に関東大学ビーチバレー選手権大会3位、2年次(2013年)にU-21日本代表としてAVCビーチバレーアジア選手権大会5位、全日本ビーチバレー大学男女選手権大会女子の部で準優勝。


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