SANNO SPORTS MANAGEMENT 2012年 Vol.5

SANNO SPORTS MANAGEMENT 2012年 Vol.5 FEATURE「Next Stage」


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03マネジメント教育の新たな成果–スポーツ政策提言で受賞-特別賞を受賞した小野田ゼミBのメンバー6名手前:松尾謙、齋藤宏直、川嶋貴博、奥:小松元、須永佳介、益田雄基(いずれも当時本学情報マネジメント学部3年生、現4年生)産業能率大学は「課外活動奨励賞」を設けるなど、学外での活動の積極的な支援体制を取っています。湘南にキャンパスのある情報マネジメント学部ではその立地条件を活かし、横浜DeNAベイスターズとのコラボレーション科目『スポーツ企画プロジェクト』や、学生自らが大会を企画・運営する『ビーチバレーフェスタ』をはじめ、PBL(ProjectBasedLearning)としての教育成果を挙げています。2012年、そこに新たな成果が加わりました。スポーツ政策研究コンペティションにおける学生グループの受賞です。スポーツ政策を専門的に研究している他大学の学生たちと渡り合い、その中でも秀逸であると表彰を受けた実績は、学生たちに自信を与えるのみならず、本学のカリキュラムの教育効果を客観的に証明するものとなりました。SPJ(SportPolicyforJapan)とはする審査は、日本スポーツ法学会監事の鈴木知幸氏、スポーツジャーナリストの玉木正之氏、大阪体育大学教授の冨山浩三氏をはじめとSportPolicyforJapan(スポーツ政策学生会議)は、日本のスする、著名なスポーツ政策の専門家7名によって行われました。ポーツの現状や将来について問題意識を持つ大学3年生が、所属大学の枠を超えて政策提言を行う場です。笹川スポーツ財団の後援によって2011年に発足し、「学生たちの力で日本のスポーツをより特別賞を受賞した提言内容良くしよう」を合言葉に、毎年政策発表会が行われています。この“大学生によるスポーツ政策コンテスト”として国内最高SPJの特徴は、各チームのリーダーが幹事となり、その長であ峰といえるSPJの大会において、本学スポーツマネジメント研究る代表幹事の下、「運営班」「ゲスト班」「制作物班」「広報班」など所研究員・小野田哲弥准教授のゼミの学生グループが特別賞に選に分かれ、大会の準備や当日の運営、大会後の刊行物作成まで、参ばれました。その政策提言のタイトルは「スポンサー情報から探加大学生の自主運営で成り立っているという点です。るJリーグの構造的問題とその打開策-象徴としての湘南ベルマー2012年のSPJには13大学から23チーム、総勢120名がエンレ-」です。この提言はタイトルの通り、Jリーグのクラブ経営をトリーし、10月20日・21日の2日間、立教大学池袋キャンパス考える上で欠くことのできない「スポンサー」に注目してその問において政策発表大会が開催されました。学生たちの政策提言に対題点を明らかにし、解決策を提案したものです。9


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