SANNO SPORTS MANAGEMENT 2018年 Vol.11

SANNO SPORTS MANAGEMENT 2018年 Vol.11 VICTORY「勝利」


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02FEATURE「VICTORY勝利」湘南ベルマーレ水谷尚人社長インタビュー-もう一歩先へやらなければならないことを!-クラブ創設50周年を迎えた2018年は、湘南ベルマーレにとって様々な出来事があったシーズンでした。その2018年を振り返り、2019シーズンとこれからを水谷尚人代表取締役社長に語ってもらいました。インタビュー・文:西野努も見込んで35億が一つの目標となります。一方で、J1の平均収入が2018年で49億円(2017年は41億円約20%増)へアップするなど、大幅に売上を増やした現状でもまだJ1平均の約半分の規模で、J1で定着して戦うためにはタフな状況が続くことになります。〜楽しそうなら、やってみる!様々な新規事業への挑戦〜アマゾン(コミュニティパートナー)や世界の医療団(社会貢献パートナー)との提携は、新たなパートナーシップの価値を作り出していると思っています。たとえば、アマゾンは、グローバル企業ではありますが、ロジスティクス(物流)については、ローカルな事業展開であり、地域での活動を重視していますし、人材の採用に注力している企業です。企業が活動している地域での、地域貢献活動という観点では、Jリーグクラブとの親和性が非常に高いといえます。株式会社湘南ベルマーレ代表取締役社長水谷尚人様JリーグYBCルヴァンカップ優勝〜無形の価値〜昨年のルヴァンカップ決勝(2018年10月27日埼玉スタジアム2○○2)は、多くの方々とその場を共有できたことが非常世界の医療団についても、決して数字的な価値だけでははかに大きかったと思っています。チーム関係者だけでなく、サポーれない様々なメリットを両者が享受できると思っています。ターをはじめ地域の方々、スポンサー企業の方々、クラブスタッeSportsについては、クラブの持つスタイルや育成力を活かフ、またその家族、アカデミーの選手達もたくさん応援に駆けつしながら、いわゆるゲーマーのイメージを変えていきたいと思っけてくれました。あの、最高の瞬間の喜びを分かち合えたことは、ていますし、選手達の活躍や知見・経験がプログラミング教育目に見えない価値として今のクラブに様々な影響を与えてくれて等に展開、活用できないかと考えています。いると思います。感情的な影響だけでなく、スポンサー収入もふえています。育成型クラブの活動としては、昨年設立された法人、一般財団法人メルディアの支援を得ながらの育成選手のサポートもはじ2018シーズンの湘南ベルマーレは、経営上の事情から、14ヶめています。能力がありながらも、十分な育成環境を与えられな月の決算となりました(1月末決算から、3月末決算へ変更)が、い若い選手に対して様々なサポートの提供する青少年スポーツ2004年に約7億円だったクラブの総収入も2018シーズンは支援と障がい者支援を行っている財団になります。「走れる選手」25億円を見込んでいます。将来的には、新スタジアムでの事業をある程度の年代過ぎてから「うまい選手」にすることよりも、アマゾンパートナーシップ締結会見世界の医療団パートナーシップ締結発表eSports選手契約の記者発表7


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