Annual Report Vol.2


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デコラボ賞(2作品)■動画部門より「サッカークリニックポイントレッスン」(図6)■作者情報マネジメント学部3年小川優太■作品概要大学で開催したスポーツ教室で、自宅でも小学生がポイントを復習できるように制作をしました。作品は「第1回:ドリブル」「第2回:パス」「第3回:シュート」の3回をまとめたものとなっています。■研究員コメント・HowToものの映像として分かりやすさが徹底している。解説も聞きやすかった。映像作品として基礎的な内容だったが、カメラのアングルもよい。ベースとなる映像がとてもしっかりしている。ギミックの入った編集やサウンドエフェクトが余計。・映像内の「何の練習をしているのか?」という、観る人の「使いやすさ」の改善が必要だと思います。また、ビデオで学習する側からすれば、できるだけ早くレッスンに入りたいので、冒頭のスポーツ教室の映像は要らないのではないか。■動画部門より「YOUはどうして伊勢原に?」(図7)■作者情報マネジメント学部4年佐々木隆太■作品概要伊勢原の魅力をもっと深く知りたく、伊勢原駅周辺をカメラ1台だけ持って歩き回りました。学生の間、行かなかったお店に立ち寄ってお店の人やお客さんとおしゃべりしてきました。こちらの動画は予告編で、本編はまとまり次第、公開予定です。伊勢原の土地柄のよさや人々の温かさが伝わるような動画をめざしました。この動画を見て、本編が見たいと思っていただきたいです。■研究員コメント・方向性は合っていると思います。タイトルはテレビ番組のパロディでなく、堂々とオリジナルのタイトルで勝負して欲しい内容だと思います。・伊勢原の素人の方への着眼点はよい。でも、バラエティは料理が難しい。カットが早いので、もっとじっくり見せると良い。・人数の多さが素晴らしい。「あたたかい」以外の目標があるともっといい。コンテンツビジネス研究所長賞■静止画部門より「銀塩フィルム独特の色味の表現」(図8〜図12)■作者経営学部教員水島章広■作品紹介フィルムで撮影するとき露光時間を長くとると所定のフィルム感度が得られなくなり、更に感光する各色素の感度差によって色のバランスが崩れることがある。相反則不軌と呼ばれるこの現象は一般には忌避されるが、これを逆手にとり表現の一手法とすることができる。すなわち撮影現場で感じていない色をフィルムに記録できるのである。現像があがってきて初めて知る色が、実際にありそうで実は存在しなかった光景を創り出す。正確な記録はデジタルに任せ、リバーサルフィルムならではの色が出た作品を選び、デジタルデータ化した。(個別の作品紹介は紙面の都合上省略)■研究員コメント無彩色や紅の色が自然にしか出せない色彩で丁寧に写真に納まっており、写真ならではの提案を網羅している。デジタルでは作れない色があると感じた。趣味の域を超えている。樹木」というテーマに「きびしさと美しさ」がうまく集っている。・かなり細部まで写されている。水面は難しいとされているが、かなり美しく撮られている。知名度アップ賞■先進表現部門より(参考出品)「POI〜ゴミ捨てをイルミネーション化〜」(図13)■作者情報マネジメント学部教員川野邊誠、情報マネジメント学部4年石原北斗、川野邊ゼミ卒業生有志■作品紹介ゴミ箱にゴミを入れると5台のゴミ箱が連動して光り出します.「POI」の各色は,黄色:太陽,白:大気,青:水,赤:炎,緑:生命を意味しています.人が社会生活を営む上で基礎的な社会ルールの一つであるゴミ捨て.ゴミを捨てる際の周囲への配慮やゴミを処理してくれる方への気遣い.でも,心遣いは目に見えず,伝わりにくい.「POI」には,見えづらく伝わりにくい心遣いをIoTと環境照明技術によって可視化することで,伝播しやすくなればいいなという想いがこめられています.スマートイルミネーション横浜2015出品スマートイルミネーションアワード2015個人・グループ部門優秀賞受賞作品■研究員コメント・ゴミ箱が光るだけで、こんなに街が明るく見えるのかと再発見した。「ゴミをゴミ箱に捨てたくなる」能動的な行動を起こさせることは、新しいユニバーサルデザインとしての提案なのかもしれない。ゴミ箱だけでなく、街にある何気ないものの「新しい見せ方、活用方法」を考えることは今後のビジネスヒントに十分成り得る。・方向性は「インダストリアル4.0」と、次世代「IoT」の環境とのマッチングを見ているように感じます。光に「もっとメッセージ」を入れ込んでも良いかと思います。■動画部門より「群馬県北毛プロモーションビデオ」(図5)■作者経営学部3年五月女美紀、富塚涼太、関口真奈美、吉崎麻穂、矢作洋介、小川奈津美、戸塚歩美、萩原元気■作品概要ゼミのプロジェクトで群馬県北毛地域と関わってきました。そこで出会った「人」と「自然」をコンセプトにプロモーションビデオを作製しました。「あなたも情報社会から解放されて人と自然の魅力あふれる北毛にいらっしゃい!」というメッセージが込められています。■研究員コメント・アイデアはよい。せっかく観光地ではないところに行っているのに、つくりが「観光地紹介メソッド」に寄ってしまったのが残念。・メッセージは「情報社会からの開放」ではなく「人間本来の生き方に戻ろう!」ではないでしょうか?もったいないです。・なぜ北毛地域なのか。軽井沢や箱根、那須高原と違う北毛地域の魅力がもっと伝わるとよりよくなると思います。冒頭の芝居は入れるならもっと本格的なもの(ロケ地など)にしたほうが良いと思います。図5:「群馬県北毛プロモーションビデオ」図6:「サッカークリニックポイントレッスン」図7:「YOUはどうして伊勢原に?」図8〜12:「銀塩フィルム独特の色味の表現」図13:「POI」22Content Business Research Center Annual Report Vol. 2


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