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調査報告書

社長が選ぶ 今年の社長2020

 学校法人産業能率大学総合研究所(東京都世田谷区)は、従業員数が6人以上の企業経営者(経営トップ)を対象に今年(2020年)の最優秀経営者は誰かを尋ね、その結果を「社長が選ぶ 今年の社長」としてまとめました。調査は11月20日から24日までインターネット調査で行いました(有効回答555)。この調査は2008年から実施しており、今回で13回目となります。

調査概要

調査期間:2020年11月20日~24日(5日間)
調査対象:従業員数6人以上の企業経営者723人
有効回答:555
調査方法:インターネット調査
調査内容:今年(2020年)の最優秀経営者だと思う方1名を自由記述で回答

結果概要

順位
(前年順位)
氏名
※得票同数の場合は50音順
企業名・役職
※法人格略
得票数
1位
(2位)
豊田 章男 氏 トヨタ自動車
(代表取締役社長)
169
2位
(1位)
孫 正義 氏 ソフトバンクグループ
(代表取締役会長兼社長)
49
3位
(4位)
大山 晃弘 氏 アイリスオーヤマ
(代表取締役社長)
45
4位
(3位)
小濱 英之 氏 ワークマン
(代表取締役社長)
41
5位
(6位)
永守 重信 氏 日本電産
(代表取締役会長(CEO))
30

(18位)
似鳥 昭雄 氏 ニトリホールディングス
(代表取締役会長)
7位
(6位)
柳井 正 氏 (初) ファーストリテイリング
(代表取締役会長兼社長)
20
8位
(—)
古川 俊太郎 氏 (初) 任天堂
(代表取締役社長)
18
9位
(7位)
吉田 憲一郎 氏 ソニー
(代表執行役 会長兼社長 CEO)
16
10位
(33位)
星野 佳路 氏 (初) 星野リゾート
(代表)
10

*役職名は調査時点のもので、原則として所属企業のホームページの表記に準拠
*2020年内に「社長」「会長」「CEO」など経営トップに就いた実績があれば有効
*(—)=前年得票なし/(初)=今回初めてトップ10入り

豊田章男氏が5年ぶりに「今年の社長第1位」(通算2回目)

 2020年の「今年の社長」第1位には、豊田章男氏(トヨタ自動車)が5年ぶりに選ばれました。豊田氏は、2015年に第1位になって以来、昨年まで4年連続で2位でした。1位になるのは通算で2回目となります。コロナ禍において業績の上方修正を発表したことが大きなインパクトを与えるとともに、未来志向の経営理念が高く評価されました。また、自らが前面に出て語り掛ける姿勢が共感を呼んでいます。
 アンケート回答者の年齢を「40代以下(112人)」「50代(210人)」「60代以上(233人)」に分けて集計したところ、豊田氏は全年代でトップの支持を得ています。

初のトップ10入りは2人

 今回、初めてトップ10入りしたのは、8位の古川俊太郎氏(任天堂)と10位の星野佳路氏(星野リゾート)の2人でした。古川氏は、企業としては2017年の君島達己氏以来2回目のトップ10入り、星野氏は、企業としても初のトップ10入りとなりました。選出理由として、古川氏は家庭用ゲーム機の販売が好調なこととゲームソフトにヒット作が出ていることなど、星野氏はコロナ禍による厳しい環境の中での経営手腕が挙げられています。

調査報告書の全文をPDFファイルで提供しています。

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