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調査報告書

2022年度新入社員の会社生活調査

産業能率大学総合研究所は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し「2022年度 新入社員の会社生活調査」としてまとめました。
この調査は1990年度から継続して実施しており、本年度で33回目となります。調査は3月29日から4月19日までに、本学が開催した新入社員研修を受講した今年の新入社員を対象に実施し、244人から回答を得ています。

注目データ

▼企業の評判や業界研究の情報源

企業の評判調査や業界研究のための情報源として参考にしたメディアを尋ねたところ、「就職情報誌」が50.8%で1位となり、リアルな情報誌が定番として根強い情報源となっていました。2位には同一で「twitter」と「YouTube」(17.2%)が入りました。ソーシャルメディアは手軽に効率よく情報を入手するため、他のメディアへと移る入り口となっていると考えられます。(下図)

就職活動の情報源グラフ

▼面接は「オンラインがやりやすい」が伸長⇒32.4%

採用面接はオンラインと対面では、どちらがやりやすいかを訊いたところ、「オンラインの方がやりやすい」が昨年度の17.6%から14.8ポイント増えて32.4%となりました。オンラインを主体とする就職・採用活動も2年目を迎え、企業と就活生の双方で習熟してきた結果と言えそうです。(下図)

採用面接グラフ

▼働く上で企業に求めるものは「長期的な安定性」⇒72.1%

働く上で企業に求めるものは何かを尋ねると、「長期的な安定性」(72.1%)、「将来の成長性」(56.6%)、「社員への福利厚生の充実」(51.2%)の3項目が過半数となり、TOP3となっています。(下図)

働く上で企業に求めることグラフ

▼就職活動へのコロナ禍の影響

コロナ禍による就職活動への影響について尋ねたところ、「企業訪問が難しく社風などが掴めなかった」が43.0%、「就職活動をする他の学生の動向が分かりにくかった」が42.2%となり、企業の実情や他の学生の情報を得にくかったことが分かります。一方、「就職活動を効率よく進められた」(40.6%)や「就職先の選択肢が広がった」(26.6%)などのメリットもあったようです。
(下図)

コロナ禍による就職活動への影響グラフ

調査報告書は、総合研究所サイトより無料でダウンロードいただけます。(フォームの入力不要)

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