2018年 社長が注目する会社
学校法人産業能率大学(東京都世田谷区)は、従業員数が10人以上の企業経営者(経営トップ)を対象に、2018年に注目している会社を自由記述で1社回答してもらい、その結果を2018年「社長が注目する会社」としてまとめました。
調査は、2017年11月17日から27日までインターネット調査会社を通じて行いました(有効回答324)。
2018年「社長が注目する会社」トップ10
順位 (前年順位) |
企業名 | 得票数 |
---|---|---|
1位 (2位) |
トヨタ自動車 | 51 |
2位 (1位) |
ソフトバンクグループ | 33 |
3位 (11位) |
ソニー | 28 |
4位 (—位) |
東芝 | 20 |
5位 (36位) |
テスラ ☆ | 11 |
6位 (3位) |
日産自動車 | 10 |
7位 (—位) |
神戸製鋼所 ☆ | 6 |
〃 (9位) |
任天堂 | 〃 |
9位 (21位) |
グーグル ☆ | 5 |
〃 (13位) |
楽天 | 〃 |
*☆=今回初めてトップ10入り
*(—位)=前回調査得票無し
*法人格略/得票同数の場合は50音順
結果概要
2018年「社長が注目する会社」で最も多くの票を集めたのは「トヨタ自動車」でした。同社は2017年9月にマツダやデンソーなどと電気自動車(EV)開発のための新会社を設立したほか、12月には車載用電池の開発や生産でパナソニックと提携。世界的にEVシフトが進む中、企業経営者からは「現時点での電気自動車への取り組みが将来を決めると思う」(52歳/男性/サービス業/福井)、「自動車の未来の形を示してほしい」(58歳/男性/その他/東京) といった声が集まりました。
今回初めてトップ10入りしたのは、アメリカ電気自動車メーカー「テスラ」(5位)、検査データを繰り返し改ざんしていた問題が明らかになった「神戸製鋼所」(7位)、ビッグデータ活用や自動運転技術などこれからのIoTの進展に注目が集まるアメリカIT大手「グーグル」(9位)の3社。トップ10に入った企業には今後の新技術・製品などに期待する声だけでなく、不祥事が明るみになった企業について、再建への取組みや今後の動向にも大きな注目が集まっています。
各企業の主な選定理由など、詳細につきましては報告書をご覧ください。