SANNO SPORTS MANAGEMENT 2013年 Vol.6

SANNO SPORTS MANAGEMENT 2013年 Vol.6 FEATURE「発展への課題」


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ツの力なのか、チームそれぞれにドラマがあります。そして、それは選手だけではなく、大会を運営するスタッフも同様。大山登攀は第1回目よりこれも伝統として、学生が実行委員会を形成・運営に携わっています。当日の運営はもちろんですが、コースや中継ポイントの事前確認や清掃をはじめ、実行委員が全面的にかかわっています。近隣住民の方々や大山登山客の皆さんから「頑張って」と声を掛けて頂けるのも、必死に頑張る選手の姿と、インカムを片手に状況確認し合いながら走者を確認し、見送るスタッフの真摯な姿を見ることが出来るからかもしれません。「一般道を利用してのイベントで近隣の方々の理解と協力無くしては開催も難しかった。でも、困難を乗り越えた学生の表情は何物にも変えられなくって。実際の問題に向き合い、仲間と感情を共有すると一皮も二皮も違った成長があるんですよ。」と語る原田学長。大山登攀競技大会を通じたマネジメントの礎を、大事なものを繋ぎ紡いでいって欲しいという思いは、スポーツを通じたマネジメントの実践と伝統として、第33回大会に向けてあゆみ出しています。2013年元気良くスタートを切り無事にゴール1979年に単科大学としてのスタートを切った本学にとって、学えて不規則な石畳を走る学生に、全員でゴールするためのペース配園祭をはじめとするイベントは開設時より学生だけでなく教職員も分や余裕などあるのかと不思議に思うのは自然なことですが、大会一体となって築く中、大山登攀は「より一層チームワークを体感で当日に中継ポイントで目に映るのは、意外にも冷静に目の前の課題きるイベント」として、当時の学生部長の提案により企画されましに取り組む学生たちの姿。途中息も絶え絶えに歩いてしまう一人にた。体力づくりの競技大会にしては厳しすぎる行程に加え、学年をペースを合わせる他のメンバーの姿、無理にペースを保とうとするまたがり一斉にゴールしなければならないというユニークなルール人が居れば先の行程を考えて無理をするなとアドバイスする人、には、マネジメントとチームワークを学んでほしいという狙いがあ「ゴールしたら焼肉!」とメンバー同士で声を掛け合う姿は、マネりました。ジメントそのもの。チームそれぞれ、参加者一人ひとりの能力やキャメンバー全員でゴールするためには、リーダーシップとチームラクター、コースのポイントそれぞれで異なる制約条件が折り重なワーク、そして何よりメンバーの協力が不可欠です。全工程の中でる中、ベストに近づくためのプロセスを垣間見ることができるのでも大山寺付近のコースは歩くだけでも足に張りを覚える急勾配。加す。何より過酷な状況におかれているからなのか、それともスポー部門表2.大山登攀競技大会参加チーム数2013年(第32回)2012年(第31回)2011年(第30回)長距離短距離9チーム1チーム72名8名9チーム1チーム72名8名11チーム-88名長距離短距離8チーム4チーム64名32名4チーム7チーム32名56名-8チーム64名--長距離短距離-1チーム8名2チーム-16名男子女子混合走者が走りやすいように、スタッフによるルートの落ち葉清掃。これも伝統行事です。※1産業能率大学学長原田雅顕(2014年3月末まで)20表1.大山登攀競技大会ルール(2013年現在)チーム構成男性・女性・混合チーム計8名構成とする長距離コース①短距離コース②スタート:産業能率大学湘南キャンパスゴ行ル:大山阿夫利神社下社程:約6.4キロースタート:産業能率大学湘南キャンパスゴ行ル:(中間点)リゾート鈴川駐車場程:約4キロー


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