SANNO SPORTS MANAGEMENT 2012年 Vol.5

SANNO SPORTS MANAGEMENT 2012年 Vol.5 FEATURE「Next Stage」


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SANNO女子ビーチバレー部、新たなステージへ。産業能率大学女子ビーチバレー部卒業生産業能率大学女子ビーチバレー部4年中村彩羅石田アンジェラインタビュー・文:小野田哲弥022007年10月に発足した産業能率大学女子ビーチバレー部は、創部5年目にして悲願の大学選手権日本一を獲得した。その栄冠を手にしたのは、実質的な“一期生”として2009年に入学した中村彩羅と、彼女の一学年後輩に当たる“二期生”の石田アンジェラのペアである。2013年3月、卒業を目前に控えた中村と、間もなく最高学年になる石田の二人に、これまでの道のりと今後の展望について聞いた。「チームSANNO」としての一体感挫折を経て知った感謝の気持ち――大学選手権(ビーチバレー・ジャパン・カレッジ2012)――初優勝の勝因は何だったのでしょう?優勝、おめでとうございます。中村:お互いのメンタル面での成長だと思います。私とアン中村:ありがとうございます!大学選手権は“チーム”としジェラは経歴がまったく逆というか対称的なのですが、て戦う大会なので、特に嬉しかったです。“個”で戦うペアとしての目標の共有が今年は完璧にできていたので。他の大会は部員総出で試合を観に行ったりはしないんですけど、大学選手権だけは全員参加で応援します。決勝――メンタル面での成長について具体的に教えてください。は必ず別の大学と対戦するように組み合わせもされているので、大学を背負って出ているという意識が全然違中村:今だから言えるんですが、1年生の時はビーチバレーうんです。――プレッシャーは感じませんでしたか?を楽しく感じなかったんです。インドア(室内バレーボール)の成績だったら自分が一番上というプライドもあって、上手くいかないことに納得できなくて。でも、だんだんと勝てるようになって競技としての楽しさがわ中村:もちろん感じましたが、4年生の自分には最後の大学選かってきたのと、3年生の時に自分が中心となって大会手権だったので、これまで育ててくれた大学に恩返しす(JBVの公認大会「SANNOオープン」)を開催できたる意味でも「絶対取らなきゃ」という強い気持ちで臨みのが大きかったですね。プレイヤーとしてだけでなく大ました。これまでも「ビーチバレーといえば産能大」と会運営という経験ができたのは「マネジメント」の産能言われながら、優勝できなくて悔しい思いをしてきたので。大で学べたおかげだし、裏方の経験をすることで、ビーチバレーができることへの感謝の気持ちもより大きく6


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