Annual Report Vol.2


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武内千草准教授の報告2つ目の報告は、「数字で見る『自由が丘お客様の声』」とし、ユニアデックス株式会社未来サービス研究所市場開発室の村上義朗室長に報告頂いた。これは、上述した「自由が丘インフォメーションセンター来訪者データ」の分析結果についての報告である。街のインフォメーションセンターに訪れたお客さまの声を詳細に分析し、そこからみえてきたものを説明して頂いた。ユニアデックス株式会社村上義朗室長の報告3つ目の報告は、「来街者向けアンケート調査の報告」である。この報告は、本学経営学部准教授であり、コンテンツビジネス研究所所員である寺嶋正尚と都留信行によっておこなわれた。まず、コンテンツビジネス研究所の前進である地域マネジメント研究所で2005年より6回にわたって実施してきた調査の概要および位置づけについて説明した。その後、前述している2015年度に実施した調査について報告した。寺嶋正尚准教授・都留信行准教授の報告これまでの3つの調査報告を受け、「お客様の声から作り上げる未来の自由が丘の姿」という題目で、パネルディスカッションをおこなった。パネリストには、自由が丘商店街振興組合の岡田一弥理事長、ユニアデックス株式会社未来サービス研究所小椋則樹所長、そして宮内ミナミ学長(現本学副学長)の3名に登壇して頂いた。さらに、本学経営学部学部長(現本学副学長)兼コンテンツビジネス研究所所長である岩井善弘教授がモデレーターを務めた。パネルディスカッション岡田理事長からは、「これまで勘で経営をおこなってきた部分が、今後はデータがあって、それを活用して戦略や戦術、あるいは商売の判断に活用できるようになれば素晴らしいことである」、そして小椋所長からは、「データを収集し分析することで、『なんとなく...』と言っていたものが、すっきりと整理できるようになったということが非常に良かった」とコメントを頂いた。そして、データの収集から分析をおこなってきたが、ここからデータをどう活用していくかが重要であるというお話がなされた。今回、情報収集にあたっては自由が丘商店街振興組合および地域の皆様、そしてデータ分析に於いてはユニアデックス株式会社の皆様に、多大なる協力によって本調査研究が遂行することができた。ここに厚く感謝の意を表します。(注)役職名は、2016年3月11日現在である。09


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