Annual Report Vol.1


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図3:利用しているスマートフォン機種の推移図5:次に購入するなら?(iPhoneユーザーとAndroidユーザー)図4:主要3社別スマートフォン機種割合比較2014-2015ている。今回の調査では、格安スマートフォンかどうかまでは回答から読み取れないが、今後利用者が増加すると予想される。利用しているスマートフォンの種類については、学生のiPhone人気はさらに強まっており、2015年も利用率がアップした(図3)。学生のほぼ8割がiPhoneユーザーである。スマートフォンの種類を、契約会社別に2014年と2015年で比較してみると、やはりNTTdocomoでiPhoneの割合が大きく増加していることが示された(図4)。当然次に購入したいのもiPhoneという学生が圧倒的に多く、現Androidユーザーもその2割が次はiPhoneにしたいと答えている(図5)。日本人のiPhone好きは他の調査でも数字として表れているが2)、学生のほぼ8割がiPhoneという結果はそれと比較しても極端に高い。なお、KantarWorldpanelComTechによるスマートフォン市場調査によれば、2014年秋のiPhone6、6Plusの発売後、世界中でiOSの販売台数が上がって2012年以来3年ぶりにAndroidの販売台数を超えたのに対し、日本のみiOSのシェアが下がり、Androidのシェアが上昇するという現象が見られたようである3)。日本のiOSのシェアが依然として高いことは変わらないが。携帯電話・スマートフォンの利用目的(データは2~4年生のみで複数選択)で数値が高いのは、①Web検索(83.9%)、②LINE(61.4%)、③メール(60.6%)、④コミュニティサイト(SNS)閲覧(56.7%)、⑤カメラ機能(47.7%)、⑥動画視聴、ダウンロード(47.1%)、⑦音楽視聴、ダウンロード(39.9%)、⑧ゲーム、オンラインゲーム(32.7%)、⑨ネットショッピング・オークションの利用(24.3%)、⑩チケット予約(22.0%)となった。利用度図6:携帯電話・スマートフォンの利用目的(複数回答)の高い項目は、2012年からさほど変化はなく、SNSやカメラ機能の利用、ネットショッピングやチケット予約において、女子学生の利用率が男子学生の利用率を大きく上回っている点も同じである(図6)。(3)SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用ーLINEのスタンプが人気ーLINEは、2015年1月の調査で、登録者が国内で日本人口の45%以上、5800万人になったようだ4)。特に若い世代では圧倒的な利用度のLINEであるが、本学学生においてももっとも利用度の高いSNSとなっている。友だちと連絡先を交換する場合も、携帯電話・スマートフォンの番号やメールアドレスよりもLINEのIDを交換する方が一般的になった。図7は、本学学生のSNS登録率と利用率をまとめたグラフである。登録率とは、有効回答数全体に対する各SNSへの登録割合であり、利用率とはそのSNS登録者数中、実際に利用している学生の割合である。利用率の図7:SNSへの登録状況と利用状況(2015)13


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