campus_guidebook_2024

産業能率大学の学びの特徴や学部学科、就職支援などを紹介している入学案内です。入学者選抜情報、キャンパスライフほか、入学案内でしか見ることができないSANNOの情報が満載です。


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●ファームビレッジ湘南●ユニバーサル農場●神奈川県二宮町●産業能率大学SANNO地域創生プロジェクト地域ブランド創造プロジェクト●オリーブ栽培のノウハウと課題●ビジネスリソースとしてのオリーブの可能性●オリーブオイルなど加工商品とその可能性●オリーブ農園が抱える課題と展望について農園運営会社から学ぶ●地方行政が抱える今日的課題と解決策について●地域創生に向けた二宮町の取り組み●二宮町を題材に観光業、農業などの課題を考える●SDGsの視点から行政が抱える課題を発見する行政から学ぶ●湘南オリーブのプロモーションプラン●新商品開発に向けた企画立案●湘南オリーブを活用したレストランメニュー開発●アグリビジネスのモデル開発●耕作放棄地に関する調査研究学生が提案する温暖な気候と海、そして豊かな自然に囲まれた湘南は、かつてはみかん栽培で栄えた地域でもありました。ところが、現在の湘南エリアは、温暖化や農業離れが進み、休耕地の増加という問題を抱えています。こうした課題を解決するために今注目されているのが、オリーブ栽培です。湘南産オリーブのブランド化、関連商品の開発、新しいビジネスの創出、さらに耕作放棄地問題の解決に向けて、神奈川県二宮町、オリーブ栽培事業を展開する株式会社ファームビレッジ湘南、株式会社ユニバーサル農場、産業能率大学の4者が連携し、新たな可能性を探究していきます。2年杉本大斗神奈川県立霧が丘高等学校出身2022年度にスタートした「地域ブランド創造プロジェクト」を履修したのは、一期生としてゼロから湘南オリーブのブランディングに関わりたいと思ったからです。前期はユニバーサル農場を訪問し、オリーブの栽培方法や生育の条件、商品化に至るまでの課題などについて学びました。オリーブの品種は世界に約2,000以上あると言われ、二宮町で現在栽培されている品種は10数種類にのぼります。用途ごとに適した品種があり、それらの知識を活かしてレストランメニューの開発にも取り組みました。オリーブは消費者から「どこが産地でも同じ」と認識されている傾向があります。そこで後期は、地域色と季節感を色濃く出せる特産品として、学生が手摘みしたオリーブをフレッシュな新漬けにして「バモリーブ※」と名付けて販売し、好評を得ました。プロジェクトへの取り組みを通して、地域創生は単体で取り組むのではなく、さまざまなステークホルダー(直接的・間接的な利害関係者)との連携があって初めて、地域のブランド化につながることに気づきました。自分事として地域の課題解決に取り組む意識が芽生えました。※バモリーブ(vamosolive)は、スペイン語の「vamos」バモス:「行くぞ、いいぞ、頑張れ」などの励ましの語)と「olive」とを組み合わせた造語です。頑張れオリーブ」の意味を込めて商品名にしました。SANNOUniversity2024062地域創生×SDGs×SANNO産官学連携で「湘南オリーブ」に取り組む。


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