campus_guidebook_2024

産業能率大学の学びの特徴や学部学科、就職支援などを紹介している入学案内です。入学者選抜情報、キャンパスライフほか、入学案内でしか見ることができないSANNOの情報が満載です。


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「わたしの成長ストーリー」から探る「就職のSANNO」とよばれる理由キャリアコンサルタントが解き明かす就職はゴールではなくスタート。将来を見据えたキャリア教育が不可欠です。産業能率大学の学生が、なぜ就職に成功するのか?わたしなりに同大学の教育システムを観察し“私の視点”という教育コンセプトに深く共鳴し、共感しました。自分の視点を持つというのは、自分の中に軸をつくるということで、我々社会人にとっても簡単なことではありません。しかし、自分の中に確固たる軸を持っていれば、たとえ不測の事態に陥ったとしてもブレることなく、次の選択をすることができます。また、自分の視点を持つことで、他者の視点を尊重できるようになります。変化が激しく、多様性が重んじられる現実社会を生き抜くうえで最も重要なマインドが、独自の視点を持つことだと思います。では、どうすれば視点を持つことができるのでしょうか?それは、日頃から自分の考えを言語化し、人に伝える経験と訓練を積むことです。なぜなら視点は、他者との関係性の中でこそ育まれるものだからです。その意味で、産業能率大学には、多くの授業でPBLを導入しグループワークやプレゼンテーションを行っています。また、現実社会に飛び込んで実践を積むといった視点を育むうえで極めて有効な機会が豊富にあります。さらに、入学から4年間を通して自分の将来についてじっくり考える「キャリア教育」の導入も学生の精神的な成熟につながります。キャリアコンサルタントとして多くの学生と接する中で、就職に苦労する学生には共通点があることに気づきました。それは、自分の考えを持っていない、あるいは自分の考えをうまく言語化できないということです。多くの大学生は3年次の夏休みから就職活動を開始します。しかし自己と向き合い、考えを伝えるという経験の少ない学生が、就職活動を機に自己を相手に伝わるように表現するのは簡単ではありません。ただし、就職は新たな人生の入り口に過ぎず、ゴールではありません。仕事は挑戦の連続です。多様な価値観に囲まれた職場では、自分の思い通りにならないことの方が多いでしょう。そのような状況の中で、それを自己成長の場と捉え、将来への糧と前向きに捉えられる人を企業や社会は求めています。また、働く本人にとっても、挑戦を楽しめる人生の方が幸せだと思います。そのためのが自分の人生に対して”私の視点”を持つことなのです。全ての学生が自分の視点を養えるように、さまざまな取り組みで学生をサポートする。「就職に強いSANNO」の理由は、そこにあるのだと思います。碇ともみ/国家資格キャリアコンサルタント東京都出身。大学卒業後、日本航空株式会社に客室乗務員として入社。在職中には、国内線・国際線・外資系航空会社共同運航便への乗務経験、新人教育グループ・フライトインストラクターを歴任。退社後、『TʼsTipsCompany』を設立し、本格的にキャリアコンサルタントとして、就職支援やキャリア形成支援を行う。Profile●PBL(課題解決型学習)の推進●アクティブラーニングを取り入れた授業運営●キャリア教育の充実(1年次から4年次までキャリア教育を実施)●4年間にわたる少人数ゼミ教育の実施●実社会を熟知する企業出身の教員が70%超●実践を通して知識を定着させる学び●社会人基礎力の向上を目的としたプログラムキャリアコンサルタントが注目するSANNOの取り組みCheck!“私の視点”自分軸を持つことの重要性。自分の言葉で自分を語れるか。015SANNOUniversity2024


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