調査レポート

  • 小中学生のスポーツ活動への参画を支援することを目的に、2007 年より㈱湘南ベルマーレと協働して、「産業能率大学 collaboration with 湘南ベルマーレ・スポーツ教室」を開催し始めて5 年が経過致しました。

  • 2011年の日本スポーツ界は、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のFIFA女子ワールドカップ(W杯)優勝の話題で持ちきりであった。本稿では、その快挙がもたらした意識変化を実証的に探るとともに、これまでも特定スポーツのブームに火をつけてきた「メディアコンテンツ」の影響について、進捗中の調査結果を報告する。なお本文は「ビーチバレー普及の観点から」を川合が、それ以外を小野田が執筆した。

  • 本研究所では、「現場」においてビーチバレーの普及活動を先導してきた川合庶と、インターネットを利用した「調査」を専門にする小野田とが異色のコラボレーションを行っている。前号では一般男女1万人に対してインターネット調査を実施し、バレーボールとビーチバレーとのイメージ比較や、親子間のスポーツキャリアパス解析などを行った。

  • 1. 転換期を迎えたプロスポーツビジネス
    2009 年のシーズンは、プロスポーツビジネスにとって受難の年となった。リーマンショック以降、多くのプロスポーツのジャンルで撤退、廃部が相次いだ。予算を縮小しているところも少なくない。

  • 我が国におけるビーチバレー選手の先駆者の一人である川合と、データマイニングを専門にする小野田の2 名が、ビーチバレーのさらなる発展を目的として取り組む共同研究の2009 年度成果について報告する。執筆者は、『アンケート調査の分析結果』が小野田、『現場の活動につながる示唆』が川合である。

  • はじめに
    2008年度は、本学が構想を 進めている大学とプロスポーツチームとの協働によるスポーツクラブ運営の先行事例について情報収集を行うと共に、本学で実施しているスポーツ教室「産業能 率大学 collaboration with 湘南ベルマーレ」参加者(同伴者を含む)にアンケート調査や聞き取り調査を行うことにより、本学が目指すスポーツクラブの方向性を探る活動を行った。

  • 『「感動度」金は北島、「びっくり度」は上野、「ブレイク度」は太田(産業能率大学調べ)』
    —— 北京オリンピックが閉幕して1 ヵ月が過ぎた2008 年9 月、このような見出しが各スポーツ誌面に載った。本稿では、新聞記事の基になった調査の概要を述べた上で、より詳細な解析結果を報告し、得られた結果に対して、選手マネジメントの観点から考察を加える。