横浜ビー・コルセアーズVS栃木ブレックス

研究員コラム
横浜ビー・コルセアーズVS栃木ブレックス
先日、横浜国際プールで行われた横浜ビー・コルセアーズVS栃木ブレックスの試合は初の満員御礼となりました。5000人を超える観客はそれだけで異空間を生み出します。地鳴りのような応援は、試合の迫力を倍増させ、選手のモチベーションを高めます。実際会場にいた私も一瞬鳥肌が立つような感覚を覚えました。プロバスケットボールにはbjリーグ時代から携わらせて頂いていたのですが、正直まさかこんな日が来るとは思いませんでした。
©B-CORSAIRS/T.Osawa
©B-CORSAIRS/T.Osawa
この試合だけでなく、当日のBリーグの多くの試合で満員御礼が出ました。その主たる理由は、13年ぶりに出場を決めたバスケットのW杯への出場を自力で決めたことです。特にW杯本戦出場を決定したカタール戦では、危なげない試合で強くなってきている日本を印象づけました。世界で戦っている姿を見せること。これは、長年バスケットボール界の悲願でした。Bリーグという確固とした基盤ができた成果だと思います。
ただ、こうした熱は冷めやすいものであることは、過去の例からも証明されています。3年目を迎えたBリーグが、定着できるか否か、正念場は続きます。

(写真提供:横浜ビー・コルセアーズ)
2019.04.03 01:30 PM | 投稿者:木村剛