横浜DeNAベイスターズの公式戦をプロモーション

ゼロから1を生み出すプロセスを学びたかった

星田 真優 情報マネジメント学部2年 東京都立雪谷高等学校出身

自分の成長に繋がると思いチャレンジ

私は、産業能率大学と横浜DeNAベイスターズとのコラボレーション授業「スポーツ・プロモーション」の授業を履修しました。
この授業は、プロ野球の公式戦のイベントの企画・運営を学生が一から行うものです。
それまでスポーツへの関心が薄かった私は、先輩の言葉を聞くまで履修してみようとは思っていませんでした。しかし、「辛いし、難しいこともたくさんあるけど、成長できる」というサークルの先輩の言葉を聞いて、私も「自分のためにやってみよう」と履修を決めました。

予算がない、安全性が低い。企画案が全て白紙に

私が所属したチームの役割は、球場来場者のエントランスとなる2階部分の通路(コンコース)で試合へのワクワク感を盛り上げるコンテンツを企画することでした。来場者に喜んでもらえるよう飾りつけの提示をしましたが、全体を統括するチームから、却下されてしまいました。その理由は、二つ。一つは、予算的に実現が難しいということでした。二つ目は、ファミリー層が主なターゲットという中、きれいな展示というだけでは、訴える力が弱く、安全も確保しにくいということでした。苦労をしてきただけに、ショックは大きかったですが、理由を確認すると納得せざるを得ませんでした。

目的が一緒なら、最後は必ずわかり合える

企画の再考を了解したものの、限られた時間の中で何をやればいいのか?企画がまとまるまでには、ストレスもプレッシャーもありました。「ここまで頑張ってきたのだから、もう少しだけ踏ん張って来場者の喜ぶ顔が見たい」、「履修者全員でやり遂げた達成感を味わいたい」そんな気持ちが支えになりました。たとえ途中で意見が別れても目的さえしっかり共有していれば、必ずわかり合える。より良い成果を残すためには、相手の意見を聞き、自己主張もする。そのうえで、建設的な議論を交わすことが大切だということをこの授業から学びました。そして、創り上げた新しい企画はターゲットに見合った素晴らしい企画になりました。コロナを乗り越えて青空を目指す気持ちを込めたテーマ「湘南ハロハロ」を踏まえ、目で楽しんでもらう「ウェルカムボードの設置」、耳で楽しんでもらう「壁一面への風鈴の設置」、それらの間には協力を申し出てくれたゼミの特色を活かしたコンテンツを配置しました。来場者からも「良かった」の声をたくさんいただき、私たちの想いが伝わったのだと感動しました。ここまで打ち込んでアツくなっている自分に驚いています。

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※2021年度掲載