インターンシップは、興味と現実をつなげる場

【授業紹介】インターンシップⅠ

山田 青空 経営学部2年 神奈川県立住吉高等学校出身

授業でインターンシップを体験する

SANNOには、2年次にインターンシップが体験できる授業があります。授業では、まず自分の興味・関心に合わせて実習先企業を選択します。希望が叶ったら、該当企業について調査を行うとともに、インターンシップを通して学びたいことをレポートにまとめ、発表を行います。そして、夏季休暇期間中に企業で2週間(10日間)の実習を行います。私がエントリーしたのは、株式会社プラスカラーというキャリア教育や広報コンサルティングなどの事業を展開している企業でした。インターンシップの履修目的は、1年次の授業で興味を持ったマーケティングや広報・宣伝の仕事を体験すること。また、アルバイトでは経験できない「自分で考え、仕事を創る」という体験をしてみたかったのです。

PDCAとDAPPE

インターンシップでは、大きく分けて二つの課題に取り組みました。一つは、同社が展開する広報・PRに特化した実践型WEBスクールの広報活動です。最初にターゲットを定め、SNSを使ってターゲットがこのWEBスクールのプログラムに参加したくなるような情報を発信するという業務です。もう一つは、同社が運営するシェアサロンの利用促進のための広報活動です。二つの業務体験のうち、集客のための対象者リスト作りには苦労しました。情報を発信する以前に、ターゲットになる人はどこで探せるのかが、分かりませんでした。なぜうまくいかないのか?授業で学んだPDCAサイクル(※1)の考え方を使って、自分の行動を振り返ってみました。すると、指導役を務めてくださった方から「PDCAではなくDAPPEの考え方でやってみて」と言われました。DAPPE(※2)とはPDCAを発展させた考え方で、要するにPlan(計画)に時間を割くのではなく、まず動いて結果に応じて対応策を考えるというマネジメントのアプローチです。迷う前に動かなくては、高速化するビジネス社会では通用しないということでした。

※1  PDCAとは:Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(対策、改善)の頭文字をとったもの。このプロセスを繰り返すことで、マネジメントの質を高めて行くという考え方。
※2 DAPPEとは:Do(まずやってみる)Action(対策、改善)、Purify(精査する)、Prompt(即時対応)、Escalate(拡大、影響させる)の頭文字をとったもの。高速化するビジネス社会に対応するためにPDCAを発展させた考え方。

積極性を目標に今後の大学生活を送る

インターンシップの体験を通して、自分の課題が明確になりました。一言でいうと積極性です。
これまでの大学生活でも、自ら考え、発信し、動くということに努めてきていましたが、まだまだ足りなかったようです。積極的に発信し、さまざまなことにチャレンジしていく。これからの大学生活の目標ができました。また、動きながら考え、結果に修正を加えながら、より良い答えを探っていくというDAPPEを実践していきたいと思います。

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※2021年度掲載