情報センター年報 第30号 2022

情報センター年報は1993年の創刊以来、年1回発行し、産業能率大学の情報環境および、それらを利用した研究内容について紹介しています。


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情報センター年報第30号情報センター年報30号図1Gather.TownのページGatherでは、表1のような機能が実現されている。機能詳細表1Gather.Townの機能空間の作成オフィスや教室に相当する空間(スペース)、壁などの部品を、テンプレートから選択、あるいは自分で作成することができる。オブジェクトの配置机、ホワイトボードなど、教室内の装備品を配置できる。ビデオ通話他ユーザとビデオ通話ができる。自動的な会話モード画面上で他ユーザに近づくと、お互いのビデオ画面が自動表示される。チャット画面共有特定のユーザ、あるいは全ユーザとチャットができる。自分のパソコン画面を共有表示できる。ホワイトボード共有ホワイトボードを共有して、手書き文字や入力文字を共有できる。写真表示、動画再生写真や動画を再生できる。YouTubeなどと連携して、同時閲覧できる。プライベートスペース設定されたプライベートスペースにいるユーザ同士は、そのユーザだけでの設定ビデオ対話ができる。スポットライト全ユーザに同時にスピーチを届けることができる。キャラクタの設定ユーザを表すキャラクタ(アバター)の見た目を編集できる。試験的に導入している企業では、リモートワークで難しくなっていた「職場で、ただ話す」というコミュニケーションが実現できた。また、他チームのミーティングにも気軽に参加でき、情報の透明性が向上した、と述べている[8]。図2にオフィス・レイアウトのテンプレートの例を示す。4242


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