Annual Report Vol.3


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図4iPhoneとAndroidの利用度比較(本学学生とKanter調査)図5スマートフォンの利用目的(2016年との比較)図6パソコンとスマートフォンの利用目的比較図7スマートフォンの月平均課金額図8SNSへの登録状況と利用状況(全体)ユーザもその4分の1が、次に購入したいのはiPhoneと答えているのも2016年と同じである。一方でKantarWorldpanelComTechによるスマートフォン市場調査2)では、こちらも2016年同様、全く逆の結果が見える(図4)。◆スマホの利用目的は音楽・動画の視聴、ネットショッピング、大学の課題利用が増加スマートフォンの利用目的(データは2~4年生のみで複数選択)について、数値が高い順に12項目を示したのが図5である。棒グラフ上に◆で示したのが2016年の数値である。順位はほぼ同じだが、多くの項目の数値が上がっている。中でも10%以上増加しているのが「音楽視聴、ダウンロード」(52.1%→65.2%)、「動画視聴、ダウンロード」(47.8%→64.5%)、「大学の課題に関すること」(34.5%→46.5%)、「ネットショッピング・オークションの利用」(32.7%→44.7%)である。「大学の課題に関すること」が増加しているのは、大学で利用しているmanaba等LMSのスマートフォンからの利用が浸透してきたことによるとも言える。なお、「就職活動」は、4年生だけを見ると58.0%である。さらに、自宅におけるパソコンの利用目的と比較してみると、大学の課題以外ですべてスマートフォン利用率が上まわる(図6)。SNS、ゲーム、音楽視聴においては特にパソコンとスマートフォンの利用度の差が大きい。◆少額課金はLINEスタンプ?スマートフォンに対するLINE等コミュニケーションサービスやゲームによる月平均課金額は、2016年と同じく半数以上(57.5%)の学生が0円(なし)と回答している(図7)。中でも1年生の割合は70.8%と非常に高い。また、課金があると答えた中では、500円未満の金額帯が全体で14.6%と最も多い。男女で比較すると、男子12.1%、女子16.5%と、女子の方が高い数値を示す。女子の54.0%がLINEの有料スタンプを利用しているとの結果も出ており(後述図12)、この価格帯は、LINEスタンプ購入によるものと推測される。次に多いのが5,000円を超える最も高額の価格帯である。全体平均で4.6%という数値が出ているが、1年生2.2%、2年生5.6%、3年生7.0%、4年生8.2%と、学年が上がるほど高い数値となった。こちらはゲーム関連の課金であろう。(3)SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用◆Instagramアップ↗Facebook大幅ダウン↘2016年に選択肢として取り上げたVineがサービスを停止するなど、SNS関連のツールも変化が毎年起きる。2017年は以下の8種類を選択肢として登録率と利用率をまとめた。・LINE・Twitter・Facebook・Google+・Mixi・カカオトーク・Instagram・MixChannel図8が、その結果である。登録率とは有効回答数全体に対する各SNSへの登録割合であり、利用率とはそのSNS登録者数中、実際に利用している学生(アクティブユーザ)の割合である。利用率の棒グラフの高さは、回答者全体に対するアクティブユーザの割合(%)を示し、赤の数値は登録者を100としたときの数値を13


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