~内定者の声~荒井 瑞帆

荒井 瑞帆 経営学部 4年
内定先:株式会社プロネクサス
出身校:千葉県私立千葉敬愛高等学校出身

ゼミの活動を通して“やりがい”を見つけました

こんな仕事があるなんて知らなかった
内定をいただいた株式会社プロネクサスは、上場企業の有価証券報告書の制作をはじめに、株式上場を目指す企業をサポートするなどのコンサルティングを行っている会社です。有価証券報告書とは、簡単に言うと企業の成績表です。上場企業はこの成績表を毎年作成し、一般に情報を公開する義務があります。なぜなら株式投資をする人にとって有価証券報告書は、貴重な情報源になるからです。SANNOに入学し企業について学ぶまでは、売買をして利益を上げるという企業の基本的な機能以外、ほとんど知りませんでした。1年次から企業や経済の仕組み、事業戦略など、多様な視点から社会や企業を学びました。さらに、3年次ゼミの活動を通して会社や経済の知識を自分の将来と結びつけて考えられるようになりました。
日経ストックリーグにチャレンジ
私が所属していた倉田ゼミ の特徴は、ゼミ自体を会社に見立てて運営するところです。学生は、プロジェクトに応じて広報部長や経理部長など、さまざまな役割を担当しながら会社の仕組みとそれぞれの仕事について理解を深めていきます。ゼミでは、多彩なプロジェクトが同時に進行していくのですが、その中で私が最も力を注いできたのが、日経ストックリーグへのチャレンジです。日経ストックリーグとは、学生が株式投資について理解を深めることを目的に開催される高校生や他大学の学生も参加する大規模なコンテストですが、単に知識を競うのではなく、背景にあるアイデアや分析の精度が問われます。「なぜその会社に投資をするのか?」その根拠を示すために、企業の有価証券報告書を読み込み、市場調査を行い、レポートにまとめます。私のチームでは、「サブスクリプションサービスを展開する会社への投資」「推し(おし)活動に関連する会社への投資」という二つのテーマで臨み、サブスクリプションサービスのテーマでは上位5%に入賞することができました。
企業をサポートするビジネス
日経ストックリーグへのチャレンジを通して株式会社への理解が深まるとともに、会社の役割や市場が私たちの生活と深く関わっていることが分かりました。また、自分のキャリア選択の軸が明確になりました。企業同士がサポートし合うB to Bビジネスであること、そして、会社の根幹を支え、ビジネス戦略にも影響を与える財務に関わる仕事に興味を持つようになりました。株式や企業の利益構造は複雑で用語も難しく、最初はとっつきにくい印象がありました。しかし、コンテストで好成績を残したいという気持ちが勝り、チームで力を合わせて必死で学びました。学び続けるうちに知識が増え、やりがいを感じるようになりました。SANNOに入学しなければ、倉田ゼミに所属しなければ、自分がやりたい仕事に出会えなかったと思います。
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