2021.01.25
経営学部4年生が「マスナビチャレンジ2020」にて協賛企業賞受賞!
株式会社マスメディアンが主催する、学生のためのマーケティング企画コンテスト「マスナビチャレンジ2020」に経営学部4年生の4名が参画し、見事協賛企業賞を受賞しました。

森永乳業株式会社より出された「チェリオの大学生の消費拡大をするための企画」という企画に対し学生たちは、“Instagramのエフェクト機能を活用し、大学生の日常に溶け込ませるようなマーケティング施策”を提案しました。4人はもともと同じゼミ(倉田ゼミ)に所属していたメンバーで、大学4年間の学びの集大成として本コンテストにチャレンジしたそうです。
コロナ禍での開催ということで、最終審査が急遽動画審査に変更となったことを逆手に取り、「ニュース番組風のプレゼン動画」を制作して挑みました。この構成や内容が評価され、協賛企業賞の受賞に至りました。
協賛企業賞を受賞した“チームHirosisters”のみなさん
コンセプトテーマは『“ヤミ”チェリオ』

学生が制作したプレゼン動画

Student's Voice

経営学部 現代ビジネス学科 4年
遠藤 愛菜
私たちは、Instagramのエフェクト機能を活用したマーケティング施策「“ヤミ”チェリオ」を提案しました。企画のポイントは、ターゲットである大学生の日常に溶け込ませるような施策にしたところです。例えば、最近流行った「ぴえん」という言葉。大学生は、課題を出し忘れてしまった時や恋人と喧嘩してしまった時などによく使います。このような「ぴえん」な瞬間こそ、アイスを食べて元気を出して欲しい!と私たちは考えました。そしてこの「ぴえん」な状況を、新たなチェリオ消費シーンであると考えるとともに、「“ヤミ(病み)”」と表現することで、端的な表現を好む大学生に親しみやすいものにしました。また、最近は端的に面白い演出を加えることができるInstagramの「エフェクト機能」を活用する人が増えました。これらの機能を活用し、アイスを食べてもらえる機会の増加、そして“ヤミ”という端的なワードで消費シーンの共感を生むものにしました。

私は、このビジコンへのチャレンジを通じて、「スケジュール調整と役割分担の徹底」が大切であるということを改めて実感しました。コロナ禍ということもあり、オンラインでのミーティングを何度か行いました。しかし直接会って意見を出し合う環境に慣れてしまっている私たちは、オンラインだと思うような手順で進まなかったり、全員が納得する案が決まらなかったりなど、苦労する場面がありました。そこで、私たちはスケジュール管理と目標設定を重視しました。また、メンバー個々の強みを活かせる分野でタスクを分担しました。結果、慣れないオンラインという環境の中でも効率的に進めることができ、全員が熱意と自信をもってプレゼンすることができる案を考え抜くことができました。

現在、内定先のマーケティング会社でインターンシップをしていますが、複数の案件を効率的にこなし、成果をあげている先輩方に早く追いつけるよう、「スケジュール調整と役割分担の徹底」を今後も意識して取り組んでいきたいと思っています。


経営学部 現代ビジネス学科 4年
石川 千紘
今回のマスナビチャレンジは、私にとって2度目の挑戦でした。前回(2018年)は最終選考に進むことができなかった悔しさと、最終選考で堂々とプレゼンをする先輩や同級生の姿を見て、「私もここでプレゼンがしたい!必ず再チャレンジしよう!」という強い思いを持っていました。
しかし、今回コロナの影響で決勝はオンラインの動画選考に変更となり、会場でのプレゼンができず…。このピンチを逆手にとって、動画プレゼンの“見せ方”を特に工夫し挑戦しました。“ニュース番組風”動画の構成からシナリオ、場面転換時のBGMなど細部にまでこだわって作り上げました。
話し手としての“魅せる”工夫だけでなく、聞き手に飽きが来ないような動画に仕上げようと思えたのは、大学の授業で数々のプレゼン機会があったからこそだと思います。この4年間でのトライ&エラーが、今回の嬉しい結果に結びついていると実感しています。

私は、何かを提案するにおいて、もっとも重要なことは“聞き手に納得感を与える伝え方”だと気づきました。自分の提案を客観視し、聞き手にどう感じてもらいたいかをイメージしながらコミュニケーションを図ることが、ビジコンだけではなく普段の生活においても重要なのだと思います。

春からいよいよ社会人となり、企業の一員としての発言が求められることが多くなります。相手が思わず聞き入ってしまうような、提案ができる人材になりたいです。


経営学部 現代ビジネス学科 4年
平塚 南海
私は、ビジネスコンテストの参加が4回目ということで、流れや計画立案などは慣れていましたが、今回はオンライン上でのミーティングが多くなり、直接対面してコミュニケーションを取るのとはニュアンスが伝わりづらかったことやスムーズに進まなかったことが非常に苦労した点でした。そのため、いつも以上にお互いの意識の共有を深めていくことに気を付けました。大学の授業で学んだマーケティングや広告の知識などをフル活用して挑み、うまくアウトプットすることができたと感じています。

今回のビジネスコンテストは、個人的には雪辱を果たすために意気込んでいた最後の大会だったので、結果を残せて率直に嬉しいです。実は2年生の時にマスナビチャレンジ2018に出場し、最終選考に進むことが出来たのですが、同じく最終選考に進んだ4年生の先輩たちの知識量やプレゼン力など、全てにおいて完敗で非常に悔しい思いをしました。そのため、4年生で再チャレンジして必ず結果を残す!と目標設定をし、他のビジネスコンテストやゼミのプロジェクトでの経験、大学の授業や本などからのインプット量を増やしていきました。そして、集大成として挑んだマスナビチャレンジ2020で協賛企業賞を受賞でき、自分自身の成長を実感したとともに、目標達成することもできました。今回の経験を糧とし、社会人として活躍できるよう、これからも努力していきたいと思います。


経営学部 現代ビジネス学科 4年
皆木 虹澄
私は2年前、同じビジネスコンテストに参加し、とても後悔の残る結果となりました。その経験があったからこそ、4年生でもう一度チャレンジすると決意し、大学での学びやゼミでの経験の集大成が形になって表れたと思います。

今回編集や演出を加え、動画ならではの伝え方をしたことで、動画の特徴を存分に活かすことができました。
これにより、「伝える」と「伝わる」の違いを実感することが出来ました。「伝えること」は誰でもできます。しかし、「伝わること」はとても難しいです。今回、動画形式だったからこそ、我々の提案のポイントがより審査員の方々へ伝わったのだと思います。もしかすると対面のプレゼンテーションでは伝わりきらなかったかもしれません。相手に伝えるだけではこちらからの一方的な説明だけになってしまい、どれだけいい内容であっても、ただの自己満足で終わってしまいます。相手に伝わって初めて価値が生まれます。この大変さと重要性を今回のビジネスコンテストで学ぶことが出来ました。