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【2016年度】 第1回報告「日本人は討論するのが苦手」

海外から観た日本企業を評価分析~日本商品をもっと海外へ広められる、活躍できる人材になる!

戸塚 歩美 (経営学部 マーケティング学科 4年
【派遣先】 インド バンガロール
【派遣期間】 2016年4月1日~2017年3月30日
【活動テーマ】 海外から観た日本企業を評価分析~日本商品をもっと海外へ広められる、活躍できる人材になる!~
【活動概要】 現地の語学学校に通いインドのビジネスシーンに必要な英語力を短期間(3ヵ月)で身につける。インド企業での長期インターンシップを通じてインドにおけるビジネスのノウハウを学び、インターンシップと並行して、実践活動「日本商品の販売」を行う。また、将来、有望市場とされるインドにおいて日本企業の進出が他国に比べて出遅れている現状を考察する。

第1回報告「日本人は討論するのが苦手」

第1回報告「日本人は討論するのが苦手」

 今年の4月にインドに来て3ヵ月が経過しました。インドに到着してから6月末まで、現地にある語学学校に通い、英語力の強化に勤しんでいたのですが、語学学校で学んでいて、とても痛感し、そして納得させられたことがありましたので紹介いたします。

 私が語学学校で痛感したこと、それは、「日本人は討論するのが苦手」ということです。日本人がとりわけ外国人との討論が苦手であることは、よく耳にする話ですが、外国の方と接する機会を今までほとんど持ってこなかった私は他人事のように思っており、実感もわきませんでした。ところが、インドの語学学校で実際に討論に参加してみると、途端に他人事ではなくなりました。

 参加した語学学校のディベートでは「限られた予算で旅行に行くとしたら、高級なホテルに泊まるのと安いホテルに泊まるのとどちらが良いか」というテーマで、私を含めて5人、日本人&パキスタン人、インド人&チベット人の2チームに分かれてディベートを行うことになりました。私は勝ち負けを評価する審判の役割が与えられたため、討論の様子をじっくり見ることが出来ました。
 印象的であったのは、ディベートに参加した生徒たちは、英語力の優劣は構いもせず、活発に議論が交わされていったことです。ディベート自体はフランクな雰囲気で行われていきましたが、相手を論破しようという熱意が強く伝わってきました。また、議論を交わしている、パキスタン人、インド人、チベット人の参加者たちは文法の多少の間違いは気にもせず、貪欲なまでに自分の意見を主張したい、といった勢いでした(随所で先生が文法を直してくれているにも関わらず、討論に集中してみんな聞いていないほどでした)。一方、討論に参加していた日本人の生徒は周囲から話を振ってもらうまで発言できずにいたのです。
 私はこの時のディベートの様子を目の当たりにして、活発な討論の中で論理的かつ臨機応変に意見を発することの難しさを感じるとともに、同じ日本人として悔しい気持ちも抱きました。「日本人は討論するのが苦手」という、ある種の常識を覆せるように、私は外国人の方たちと対等にコミュニケーションできる力を養っていきたいと思いました。

 語学学校での討論について話をしてきましたが、私の好きなオートリキシャ(タクシーのような乗り物でインドでの主な移動手段の一つ)でも私とドライバーの方との間でちょっとした英語での交渉ごとが起こります。オートリキシャのドライバーの方達は乗客に対して相場とかけ離れた運賃を請求してくることがあります。インドでは良く見られる光景なのですが、私はそのような対応をされても、泣き寝入りせず値段交渉を試みますが、思うように説得しきれないこともしばしばあります。とても悔しいですが、そのうちこのドライバーの方達との交渉も、労せず論破できるようになりたいと思います。

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