どの業種に向いているかわからない

世の中の仕事を産業として区分・分類したものが業種ですが、アルバイト経験などにより産業のごく一部を経験し理解してはいるものの、自分がどの業種に向いているか、はじめからわかる人などいません。したがって下記のステップで業界研究を行ない、少しでも職業として関心の持てそうな業界を選んで(例えば建設なら住宅や不動産、住宅設備メーカー、食品なら食品メーカーや食品卸、食品スーパー…など)、その業界を中心に関連する業種を調べてみるとよいでしょう。

  1. 産業界全体のことが書かれている基礎的な本を1冊通読し、業界構造を理解する。
  2. 自分の性格や志向を客観的に把握するとともに、自分の興味や能力(大学で勉強したこと、基礎学力など)の振り返りを行なう。(自己分析シートなどを利用する)
  3. 自己分析の結果を踏まえ実際の仕事を考えてみる。抽象的に考えるのではなく、自分の働いている姿がピンとくる、イメージできる仕事を具体的に考える。
    例えばパソコンに一日向かっている仕事、販売店の売場でお客様に接する仕事、レストランの店長、マンション物件をお客様に案内する仕事など。
  4. その仕事はどの業界で実現できそうか。2~3業界に絞り込んでみる。

はじめから職種中心に事務職のみを考えている人は、事務職そのものの求人が少ないため、業種をあまり絞り込まないほうがよいでしょう。

SE志望だが適性検査で落ちてしまう。適性があるのか不安である

SE職採用に当たっては、SE適性(プログラマ-適性)検査を行なう企業がほとんどです。内容的には数学的要素が強く、計算能力、論理的思考力、推理能力、判断能力をみるものです。ただしこの手の試験には市販の問題集はなく、意外と対策が立てにくいのが実情です。
情報系のゼミに所属し、SE適性が高いと思われる学生でも、中にはこの適性検査を苦手とし、はじめのうちは期待される得点を取ることが難しいケースも少なくありません。しかし何社か受験して問題に慣れてくると、ほとんどの学生は次第に適性検査は通過するようにもなります。

自分は営業に向いていないのでやりたくない

ノルマが厳しく大変な職種であるというイメージからか、最初から営業職を敬遠してしまう傾向が見受けられます。
たしかに営業である以上、当然売上げの目標数字はありそれなりの厳しさはありますが、会社と会社の取引の間に立って、会社を代表して商談を行なうやりがいのある仕事であるというふうに考えて欲しいと思います。
また、ひとくちに営業といってもそのスタイルはマチマチで、来店するお客様を相手にするカウンターセールス、取引先がほぼ一定範囲内の会社になっており、相手企業との信頼関係を基に営業活動を行なうルートセールス、 新規開拓をねらい、受注した時の喜びもひとしお大きな飛込みセールス、会社の問題解決を提案しながら信頼を勝ち取っていくコンサルティングセールスなど、業界の特徴を理解することも必要です

公務員第一志望だが民間企業も並行して活動したい

公務員試験はまず筆記試験をパスしなければなりませんが、最近は合格倍率が十数倍から数十倍にまで上る狭き門となっています。 したがって「ひょっとしたら受かるかもしれないので受けてみるか」といった安易な気持ちで受験しても成果はあがりません。
公務員試験には相当の学習時間を必要とすることを認識した上で、公務員第一希望で勉強をしており、なおかつ民間企業の採用時期の方が早いので民間企業もやりたいと思うのであれば、双方を並行して活動するのも考え方のひとつです。
なお、先に民間企業から内定が出て、あとで公務員試験を受けて合格し、そちらに進む際は、速やかに企業の内定を辞退することは言うまでもありません。

福祉に関係する仕事に就きたい

福祉に関係する仕事といっても幅が広く、公的な福祉事務所、福祉施設から、民間の施設、あるいは介護用品を取り扱っているメーカー、卸売、小売の会社までさまざまです。大学で福祉について勉強をした関係で、福祉の仕事がしたいという学生も見受けられますが、自分は具体的にどんな仕事をしたいのかをまず明確にしましょう。
公的機関であると身分が県や市町村職員であることが多く、職に就くにはまず公務員試験を受験し合格する必要があります。また、最近希望者が多くなっている介護業務などは資格取得が前提となっている場合がほとんどなので、勉強する時間に余裕のある学生時代にそうした資格を取得しておくことも望ましいでしょう。
また、この業界を志望する学生は、比較的営利を目的とした民間企業を嫌う傾向がありますが、民間である以上、営利事業であることを理解しておく必要があります。仕事内容も体を使う重労働も少なくなく、実際の仕事内容を正確に理解したうえで進路を考えてみてください。

出版、広告などマスコミ関係で働きたい

マスコミ業界、中でも出版社や広告会社を志望する学生は少なくありません。ただし具体的にやりたい仕事を聞くとはっきり答えられず(たとえば出版社の編集者になりたいという学生に、どんな本を出したいか、最近どんな本を読んだか聞いても答えられない)、華やかなイメージだけでこの業界を希望するケースも残念ながら見受けられます。
仕事の特性から労働時間は長くバイタリティも必要であることを理解したうえで、チャレンジしてください。大学への求人票は少なく大手を除き新卒の定期採用は限られるため、出版年鑑や文春手帳などで会社を調べ、個別に各会社に電話などで採用の有無を問合わせ応募していくのがいちばんの近道です。また朝日新聞の日曜日朝刊求人面には、特に出版社の求人が多く掲載されるのでこれを参考にするのもよいでしょう。

アパレル関係で働きたい

就職先としてアパレル関係も人気が高く、この業界一本槍で就職活動を行なう学生も少なくありません。学生の志望は2通りあり、ひとつはデザインや製造にかかわるアパレルメーカー、もうひとつはデパートや街中のブティックなどのショップです。
どちらにしても求人は多くなく、やはり個別にあたって情報を収集するしかありません。インターネットのアパレルサイトをこまめにチェックするよう心掛けましょう。また、業界新聞として「繊研新聞」があり、これには求人情報が掲載されていたり、同社主催の、合同説明会も開催されるので、定期的に購読しましょう。

旅行会社に就職したい

出版社や広告会社などと同様、この業界に強くあこがれて応募する学生が多いものの、「旅行が好きだから入りたい」という単純な理由だけでは合格しません。
お客様の旅行の相談に乗って、ニーズにあったプランや商品を提案し宿泊や乗物の切符を手配する、新しい旅行商品を企画する…など、好きな人にはやりがいのある仕事ですが、対人能力、交渉力、テキパキと動く行動力と物事を取り仕切る能力が求められます。
求人は従業員が千人名規模の大手から、2~3人の小規模な企業までいろいろですが、大手を除き新卒の定期採用はほとんどないので、旅行会社便覧などで会社を調べて、個別に採用予定の有無を確認しましょう。

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