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教育開発研究所年報

教育開発研究所年報 -Annual Report of Education Development Research Center-

 2012年度の中教審(文部科学省中央教育審議会)答申により、知識伝達型学習から課題解決型学習へのパラダイムシフトが宣言されました。答申では、主体的に考える力を持った人材は、受動的な学習経験では育成できず、教員と学生が議論を戦わせ、または学生同士が相互に刺激を与えながら成長する課題解決型のアクティブ・ラーニング(AL)が必要であることが提起されています。
 一方、ALを教育の軸として捉える本学の教育開発・改善に関する取り組みは比較的早く、2002年度FD委員会設置、2008年度の教育開発研究所開設により、教職員全体で全学での教育質向上を実現する体制を整えてきました。そして、2014年度に文部科学省の「大学教育再生加速プログラム(AP)」のテーマⅠ(アクティプ・ラーニング)・II(学修成果の可視化)複合型に、本学事業「授業内スタッツデータ及び学生の学習行動データに基づく深い学びと学修成果を伴った教育の実現」が採択され、本研究所の担う役割も重要度を増し、活動域を広げています。
 その取り組み成果である年次報告も本年報にて第9巻となりました。2016年度本研究所の活動は、APの取り組みテーマとして定めた「授業内スタッツデータの活用と学習行動改善」、「PBL(課題解決型授業)における組織的支援のあり方」、「授業外学習の促進と支援」、「教育成果の可視化とカリキュラムへの反映」等において、所員が中心となり研究の深耕を行うと同時に、FD研修会のテーマに連関させ、参加者間での共有化を図り議論を重ねました。また、第二回公開FD研修会を開催し、「主体的学習者とアクティブ・ラーニング」をテーマに、溝上慎一氏(京都大学)の基調講演、友野伸一郎氏(教育ジャーナリスト)による他大学の先進的な教育改善の取り組み、本学事業の報告、及び参加者間の討議を行い、一定の成果を上げました。
 本年報には、上述の教育研究の成果、及び、本学における教育研究の取り組みを経年比較で捉える調査結果が報告されております。その成果を公開することにより、さらに広く対話を求めたく、皆様より忌憚のないご意見やご指摘・助言をお寄せいただければ幸甚に存じます。

2016年度 教育開発研究所 所長 松尾 尚

〈 2016年度教育開発研究所開催 FD研修会実施録 〉
回(月 日) テーマ 担当者(所属) 参加数
1(5月27日) 授業内スタッツデータの活用と学習行動改善 杉田一真氏(経営学部) 78名
2(6月17日) PBLの組織的支援について 中島智人氏(経営学部) 75名
3(7月15日) 授業外学習支援~Sharesの活動と効果~ 古賀暁彦氏(情報マネジメント学部)、田中彰夫氏(経営学部) 74名
4(10月14日) リーディング・ライティング量の測定(授業外学習) 小柴達美氏(情報マネジメント学部)、橋本諭氏(情報マネジメント学部) 78名
5(11月18日) 学修成果の可視化~2016年度PROG実施結果を中心に~ 都留信行氏(経営学部) 77名
6(1月20日) データから見る基礎ゼミの効果 森明子氏(関西大学) 76名
7(2月20日) まとめと今後の課題 倉田洋氏(経営学部)、荒木淳子氏(情報マネジメント学部) 77名

〈 2016年度教育開発研究所開催 公開FD研修会実施録 〉
回(月 日) テーマ 担当者(所属) 参加数※2
1(2月20日) 主体的学習者とアクティブ・ラーニング 溝上慎一氏(京都大学)、友野伸一郎氏(教育ジャーナリスト)、杉田一真氏、松尾尚氏、荒井明氏(経営学部)、古賀暁彦氏、荒木淳子氏(情報マネジメント学部) 120名
※2 内学外から20名のご参加を頂いた

【最新刊】2016年度発行 第9巻

教育開発研究所年報

1. 授業内スタッツデータの活用と学習行動改善
2. PBLの組織的支援について
3. 授業外学習支援~Sharesの活動と効果~
4. リーディング・ライティング量の測定(授業外学習)
5. 本学におけるアクティブ・ラーニングの特徴と実態調査報告
6. 学修成果の可視化~2016年度PROG実施結果を中心lこ~
7. データから見る基礎ぜミの効果
8. 「到達目標」を意識した授業運営に関する実態調査報告
9. 主体的学習者とアクティブ・ラーニング
10. カリキュラムマネジメントから考えるアクティブ・ラーニング
11. 2016年度「学生による授業評価」結果

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