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FD研修会

2016年度 FD研修会 開催概要

学内の教員を対象にFD研修会を開催し、教授法に関する内容の修得のみにならず、学内の各部署と学生教育上必要な情報共有の場となっています。2016年度は、アクティブ・ラーニングを中心に、研修を実施しています。

第4回「リーディング・ライティング量の測定(授業外学習)」〈2016年10月14日〉

大学 副学長 小柴 達美 教授 / 情報マネジメント学部 橋本 諭 准教授

 第4回FD研修会においては、大学教育再生加速プログラム(APプログラム)の取組みの一環として行なっている内容について報告すると共に、今後の課題の共有化、今後の改善策についてディスカッションを行なった。

情報マネジメント学部 古賀 暁彦 教授 / 経営学部 田中 彰夫 教授

 まず、取組みとして過去2年間に行なってきた内容を報告し、その流れを踏まえた上で現在の取組みについて再確認を行なった。文部科学省による大学に向けられた各種発表物から本学に特に影響が大きい内容を確認し、その内容と本学のこれまでの取組みを整理した。

 具体的な取組みとしては、シラバスの改定である。特に、授業外学習をより詳細に記述することにより、学生から見た場合にも何を行なうのかがハッキリするような形に改定を行なった。FD研修会の場では、シラバス改定の背景などを再度確認したうえで、それらの取組みの趣旨を再確認した。

 次に、リーディング・ライティングおよび学習時間測定に関する調査(TRW調査)について報告を行なった。本調査は、学生の授業外学習に関する量的・質的内容について確認するための調査であり、28年度前期より取り組んでいる。具体的には、ある授業においてどんな授業外学習を行なっているか、またどの程度実際の取り組んだのかという、内容と時間について把握する調査である。加えて、その授業においてインプットとしてどのような読み物をどの程度読んだのか、アウトプットとしてどのくらいの分量を記述したのかというリーディング量とライティング量に関する調査を行なうものである。

 これまで、シラバスの改定により、提供側から見た学習の内容や量について施策を行なってきたが、加えて、学生の側からそれらが実際どの程度機能しているのかを把握するものである。同調査は、平成28年度経営学部、情報マネジメント学部の両学部において実施しており、その速報としての結果について報告した。

 授業毎の具体的な内容については、各教員に既に配布済みであるため、同調査による学部間の傾向の違いや、共通の課題について確認を行なった。速報段階ではあるが、発見された課題として、学生の授業外学習時間を科目間で奪い合うような構造があることがわかった。それは、科目として独立的に課題を出題するが、その期間が偏ってしまっていることにより、学生から見た場合にある時期に課題や発表が集中するということであった。この点については、教員間のコミュニケーションをより密にすることにより、学生の負荷が平準化され、一つ一つの課題により力と時間を掛けることができるのではないかということを報告した。

 なお、ディスカッションにおいては、各科目特性を踏まえながらそれぞれの科目において試行錯誤している内容が共有された。

 ディスカッションで話された内容を一部紹介すると、アクティブラーニング科目において、課題に取り組むために必要な基礎知識を、どういったタイミングで、どのように提示することが、学習効果が上がるのか、また学生が取り組みやすくなるのかについて、学年の違い、専攻分野の違い、男女差など様々な角度から話し合いが行なわれていた。

 なお、本FD研修会については、結果の報告よりも現状の進捗状況を報告、今後の方向性について教員間で議論を行なうことが出来た貴重な場であったといえる。学期期間中については、各担当科目があるためまとまって話をする時間を取ることが難しい教員同士であるが、このような場を設けることが、ボトムアップでのFDにつながるといえよう。また、今後のAPプログラムの観点からも貴重な議論の場になったといえよう。
テーマに関するもの(英語学習の支援、学生生活のコツなど)

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