自由が丘産能短期大学におけるFD活動報告
短期大学における教育力を高めるための代表的な活動に「FD;ファカルティ・ディベロプメント」があります。まず、よりよい授業を行うには教育がめざす目標を明確にして、目標が達成できるような授業を行い、その成果を評価する必要があります。また、この一連の活動をするためには、適正な教育環境を整備することも大切です。FD活動は、このような教育研究全般にわたる活動なのです。
本学では、長年FD活動を継続的に行い教育研究の成果を蓄積してきましたが、2008年度からFD活動の中核となる附属施設「教育研究推進センター」を設置しました。ここでは、次のような活動を行っています。
・教育目標の達成度や教育効果の評価
・教育の質的な向上のための企画立案や情報収集
・教職員の研修会、新任教員の研修会
・情報通信技術(Information and Communication Technology)などの
新しい教育システムの調査と研究
・成績評価方法の研究と評価結果の分析や改善
・教育研究活動に必要な調査
・本学のFD活動に関する情報発信
・学生とともにFD活動を推進する会議の開催
■授業評価と授業参観・ピアレビュー
本学では1993年度から学生による授業評価を実施してきました。全教員(専任教員・兼任教員)が1年に1度以上、学生による授業評価を受けて、その結果を授業改善のための資料として活用しています。授業調査結果について全体の傾向を学内で掲示して情報を公開しています。各教員には自分の評価結果と教員全体の評価集計結果をフィードバックしており、教員は授業を改善するための資料として活用しています。
授業改善のためには、学生による授業評価だけでは不十分であることから2001年度からFD委員会による教員同士の授業参観・ピアレビューを実施しています。授業参観後、参観結果をフィードバックして授業改善のための話し合いを行っています。
■FDレポート
これ以外にも様々なFD活動を通じて本学の目的とする「時代にマッチしたマネジメント実践力の育成」の実現のための教育研究を積み重ねてきました。各年度の主な活動結果をFDレポートとして情報発信しています。FDレポートは3部構成になっており、第1部は年度ごとにテーマを設定して教育研究成果を報告しています。第2部は本学が毎年行っているFD活動に関する定例報告です。第3部はFD活動として行っている調査報告です。
教育研究はすぐに効果がでるものではなく、長年の蓄積によって成果をあげるものです。本学は地道なFD活動を通じて、学生が2年間で自分の能力を伸ばし、社会に貢献できるように育つことをめざしています。
学長 森脇道子