相続税法研究

履修年次:1・2単位:2

担当教員

齊藤 聡

産業能率大学 教授
齊藤 聡

授業の目的と概要

【目的】
 平成25年度の相続税法等の改正により、平成27年から相続税の対象者が大幅に増加して、相続税や贈与税に対する国民の関心が高まっています。
 相続税法においては、相続税のほかに、相続税と密接な関係のある贈与税について規定されています。ほかに、租税特別措置法には、相続税や贈与税の様々な特例が規定されています。また、相続税や贈与税を理解するためには、民法の相続制度の知識や、財産評価の知識も必要になります。
 この授業では、相続税法の基礎知識を身につけ、理論的に相続税法を理解し、また相続税法における理論上の問題点について適切な問題解決ができる能力を身につけることを目的としています。

【概要】
 授業は、テキストに従って、相続税法に規定される各項目を学習します。各項目の学習にあたっては、単に相続税法の規定の内容を確認するだけではなく、具体的な相続税法の条文にあたり、条文解釈や、条文改正の歴史や背景等も含めて理解します。
 また、この授業では、各種の文献、資料をもとに、相続税法の重要な論点を研究します。
 授業の方法は、基本的に、
  ①講義
  ②演習またはグループ・ディスカッション
  ③まとめ講義
という構成で進めていきます。
 8回目と9回目の授業では、各自の課題の研究成果を発表(プレゼンテーション)してもらいます。

ディプロマ・ポリシー (修了時の到達目標)

■:この科目で特に重視する観点

■①マネジメントに関する専門知識や理論、問題分析の手法を修得し、経営機能における的確な意思決定ができる

□②関係する人との連携・協力関係を築き、リーダーシップや高いコミュニケーション能力を発揮することができる

□③マネジメントのプロフェッショナルとして高度な専門性と責任感、倫理観をもち、自ら問題を発見して課題を設定し、現実的で実効性のある解決策を導き出すことを通じて、組織や社会の発展に貢献することができる

上記ディプロマ・ポリシーに基づく当科目の到達目標

  • 相続税法の基礎知識を身につけて、相続税や贈与税に関する事項を理論的に説明できる。
  • 相続税法に関する知識や考え方に基づいて、問題点について適切な問題解決策を策定できる。
授業項目 概要 集中
授業
オリエンテーション a.ガイダンス
 ・講義概要(授業の目的、授業の進め方、スケジュール、成績評価方法などの確認)
 ・プレゼンテーションの準備と方法
b.研究テーマ
 ・個人の研究課題の設定
 ・個人プレゼンテーションの実施(研究目標について)


相続税法の全体構造等 a.相続税の全体構造: 現行相続税法の全体像や計算の仕組みについて学習します。
b.民法の相続制度の概要について学習します。
相続税の納税義務者、課税財産、非課税財産 a.相続税の納税義務者の区分について学習します。
b.相続税の課税財産、非課税財産について学習します。
 ・本来の相続財産とみなし相続財産
 ・非課税財産


相続税の課税価格と税額の計算 a.相続税の課税価格の計算の概要について学習します。
b.相続税の税額計算の概要について学習します。
贈与税の納税義務者、課税価格と税額・相続時精算課税制度 a.贈与税の納税義務者、課税価格と税額などの概要について学習します。
b.相続時精算課税制度の概要について学習します。


財産評価 a.財産の評価の原則について学習します。
b.代表的な財産の評価方法について学習します。
申告と納税
相続税額計算
a.相続税と贈与税の申告・納税制度について学習します。
b.相続税の申告書を用いて、具体例により相続税額の計算をします。


相続税法におけるケーススタディ・研究成果の発表 a.判例:相続税法の判例について学習します。
b.プレゼンテーション
 ・第1回授業で設定した個人の研究課題に関する研究成果の発表
研究成果の発表
まとめ
試験
a.プレゼンテーション(前回の続き)
 ・個人の研究成果の発表
b.授業全体のまとめ
 ・まとめ講義
c.試験