高校の先生方へ

講演者・授業者紹介

授業力向上フォーラム(大阪開催) 講演者・授業者紹介

<講演者>

筒井 洋一 (つつい よういち)
筒井ラーニングLab合同会社 代表/元 京都精華大学 人文学部 教授

未来の教師は「教える人」ではなく、「学びの場を創る人」である。
これを実践するために、大学の授業を常時公開し、4年間でのべ900名の見学者を記録した。
4月からは、京都工芸繊維大学で授業「リーダーシップ基礎」を担当し、工学部初のリーダーシップ教育をおこなっている。
主な著書に、筒井洋一他編著『CT(授業協力者)と共に創る劇場型授業—新たな協働空間は学生をどう変えるのか』(東信堂、2015年)、『自己表現力の教室—大学で教える「話し方」「書き方」』(情報センター出版局、2000年)などがある。


石井 英真(いしい てるまさ)
京都大学大学院 教育学研究科 准教授

日米のカリキュラム研究、授業研究の蓄積に学びながら、学校で育成すべき資質・能力の中身をどう構造化・モデル化し、
それらを実質的に実現しうるカリキュラム、授業、評価をトータルにどうデザインしていけばよいのかを考えている。
小・中・高の教育現場の先生方と一緒に、授業づくりや学校改革にも取り組んでいる。
主な著書に『増補版・現代アメリカにおける学力形成論の展開—スタンダードに基づくカリキュラムの設計』(東信堂)、『今求められる学力と学びとは—コンピテンシー・ベースのカリキュラムの光と影』(日本標準)、『中教審「答申」を読み解く』(日本標準)などがある。

<授業者>

【英語】江藤 由布(えとう ゆう)
    近畿大学附属高校 教諭 国際教育室主任
    一般社団法人オーガニックラーニング代表理事

オーガニックラーニングで自分で手綱を握って進む、人生の経営者を育てている。
高校では国際教育室主任として留学などの業務に関わりつつ、英語特化コースの担任を受け持つ。Apple Distinguished Educator2015に選ばれた際、当時のLEAFモデル(生教材、オールイングリッシュ、アクティブラーニング、反転学習)が日本では目新しくても
世界水準では認められないことに気づき、オーガニックラーニングへシフトする。
以下に授業の紹介がある。
『現場ですぐに使える アクティブラーニング実践』(2015年8月 産業能率大学出版部)
「キャリアガイダンス vol.414」(2016年10月 リクルート進学総研)
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【数学】酒井 淳平(さかい じゅんぺい)
    立命館宇治中学校・高等学校 教諭 CSL担当

CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)立命館宇治中高でキャリア教育部の立ち上げを行い、
2013年度よりキャリア教育授業(CSL)を担当。文科省研究指定の研究主任として、カリキュラム作りや授業実践を中心となって進めてきた。
現在は“今が将来につながる”数学でのキャリア教育に挑戦中。


【国語】渡邉 久暢(わたなべ ひさのぶ)
    福井県立若狭高等学校 教諭 
    京都橘大学 非常勤講師(国語科教育法)

母校である若狭高校に初任で着任。藤島高校、福井県の指導主事などを経て2015年から再び若狭高校に。
高等学校国語科における「真正の学習」「真正の評価」のあり方について授業実践を通した研究を重ねており、多数の論文を執筆している。
基本姿勢は、「アクティブかどうか」を問題とするのではなく、「その単元で培いたい学力にあった活動を組織すること」を重要とし、
生きて働く質の高い学力を保障する授業のあり方について、学力の構造を踏まえた上で提案している。
2015年当時より、「アクティブ・ラーニング祭り」に違和感を抱き「静かなるアクティブ・ラーニング」を唱える。
「自分」と「他者」の違いを考察する授業でものの見方・考え方を鍛えていくと称され、いま最も注目されている授業でもある。
2017年3月福井県教育委員会より「授業名人」に任命される。
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【物理】田中 将省(たなか まさみ)
    鳥取城北高等学校 教諭

全国に先駆けてアクティブラーニングを導入した鳥取県において、
自身も小林昭文先生の物理の授業との出会いから授業改善の必要性を認識。
その経験から、校内における各教科でのALの導入を主導し、現在も小林先生のスタイルを自分流にアレンジし、実施している。


【事例報告】「チーム関西が日本の教育を牽引する!?」
      有本 淳一(ありもと じゅんいち)
      京都市立京都工学院高等学校 教諭 フロンティア理数科主任
      宮北 純宏(みやきた じゅんこう)
      西大和学園中学校・高等学校 教諭 入試企画部長
      郷地 倫秀(ごうち みちひで)
      関西大倉中学校・高等学校 教諭 前進路指導部長


京都市立京都工学院高等学校 概要
歴史ある2校(伏見工業高校・洛陽工業高校)を統合し、新しいタイプの工学系高校として新設される。
特に「フロンティア理数科」は、これまでの常識を覆し、難関大学進学を意識したカリキュラムで運営される。
アクティブ・ラーニングとプロジェクト学習の相乗効果を目指す。

西大和学園中学校・高等学校 概要
設立は、1986年と歴史は浅いが、関西を代表する超進学校であり、東京大学・京都大学の合格者は毎年100名を越える。
海外トップ大学や企業との連携など新しい取り組みを次々と展開する。
ICT活用によるカリキュラム運営は、多くの高校から注目されている。

関西大倉中学校・高等学校 概要
関西商工学校・大阪大倉商業学校を前進とし、開学以来110年以上の歴史があり、松下幸之助が通学していた学校として関西では有名。
中学・高校合わせて2,000名近い生徒数を誇る大規模校である。京都大学含め幅広い進路指導に対応している。

◆チーム関西◆
ある会合を契機に、3名の先生は、全くタイプの異なる高校にも共通の課題があることを発見。お互いの問題意識に意気投合し、
自主的な勉強会を開催するようになる。アクティブ・ラーニングにも早くから注目し、産業能率大学にセミナー開催を呼びかけるなど、
関西での授業改善に大きな影響を与えている。
教員同士の学習会から生徒の連携によるプロジェクト学習も実施している。
3名の先生が中心となって構築した「教育実践未来会議」は、現在では登録数145名を超えている。


【地理総合】高木 優(たかぎ すぐる)
      神戸大学附属中等教育学校 教諭

地理歴史科・公民科、研究部、研究開発主任として文部科学省から研究開発学校の指定をうけ、グローバル人材育成に向けて、
地理歴史科を再編成して「地理総合」「歴史総合」(必履修科目)を設置し、中高一貫教育課程に位置付けながら、
その学習内容と方法、評価についての研究開発を担当している。
2016年度日本地理学会賞 (地理教育部門)」受賞。
中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会 高等学校の地歴・公民科科目の在り方に関する特別チーム委員。


【数学】内藤 俊一(ないとう としかず)
    東海高等学校 教諭

教員歴25年。学習指導部長(最大任期4年)を担当後、一昨年より通常の担任業務に復帰。
今年度は高2の担任兼学年主任。この5年間は、産能大のセミナーや水野正朗先生(4月より同じ学校法人の東海学園大学准教授)が事務局を務められる研究会など、愛知のみならず全国の公立私立の先生方と共に学ぶ機会に参加してきた。
現在も東海中高の同僚とともに、日々の学校活動における主体性・協同性のあり方について、試行錯誤を続けている。数学の授業に関しては、教科書の新しい内容をその時間にできるだけ自分で読み取ることをテーマに、昨年からはKP法を取り入れた授業デザインを工夫している。
趣味は料理、犬との散歩、猫とのじゃれあい。


【日本史】皆川 雅樹(みながわ まさき)
     産業能率大学 経営学部 准教授

博士(歴史学)。元私立高校教諭(地歴科)。日本史のAL型授業に取り組み、『Guideline』(河合塾)、『CareerGuidance』(リクルート)、『地球のこども』(日本環境教育フォーラム)、小林昭文他編『アクティブラーニング実践』(産能大出版部)、『社会科教育』(明治書院)、『歴史と地理』(山川出版社)、川嶋直・皆川編『アクティブラーニングに導くKP法実践』(みくに出版)などで授業実践が紹介され、全国で講演・研修講師も務める。大学では、歴史系の授業のほかに、コミュニケーション・ファシリテーションに関わる授業を担当し、アクティブラーナーの育成に努めている。