高校の先生方へ

講演者・授業者紹介

第11回キャリア教育推進フォーラム 講演者・授業者紹介

<講演者>

苫野 一徳 (とまの いっとく)
熊本大学
准教授

そもそも教育とは何か、それはどうあれば「よい」と言いうるかという原理的テーマの探究を軸に、これからの教育のあり方を具体的に提言している。主な著書に、『どのような教育が「よい」教育か』(講談社選書メチエ)、『勉強するのは何のため?』(日本評論社)、『教育の力』(講談社現代新書)、『「自由」はいかに可能か』(NHKブックス)、『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマー新書)などがある。一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団理事として、幼小中混在校「軽井沢風越学園」を2020年に設立予定。


金子 暁 (かねこ さとる)
広尾学園中学校高等学校
副校長、学園理事

順心女子学園に社会科教諭として勤務。生徒急減によって廃校寸前まで追い詰められる体験を経て、2007年の校名変更と共学化に合わせた広報面の戦略と実務を担当。教職員たちの奮闘によって学校人気が急回復する中、2009年からキャリア教育を兼任。2011年からICT 教育責任者兼任。2013年からはそれらを統合した教務開発部の統括責任者。2015年~2016年文部科学省デジタル教科書検討会議委員。2017年から副校長、学園理事。これからの教育活動と広報活動両面のビジョン、戦略を担当。

<授業者>

【英語】山本 崇雄(やまもと たかお)
    東京都立武蔵高等学校・附属中学校 主幹教諭

1994年より東京の公立中学校で英語教師として教壇に立つ。2006年東京都立両国高等学校に赴任。同年新設された附属中学校にて新入生から英語教科の担当となる。両国にて実践した「教えない授業」がマスコミ等で大変な評判となり、2016年に出版した「なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか」(日経BP)は、ベストセラーとなる。これまで多くの高校で研修講師を担当。生徒の自立を促し、学ぶ楽しさを実感させることで結果として成績を伸ばす授業を紹介している。2017年より現任校に赴任。
検定教科書『New Crown English Series』(三省堂)編集委員。



【工業(電気)】前泊 究治(まえどまり きゅうじ)
    沖縄県立八重山商工高等学校 教務部主任

教わった技術を「工夫する」、技術をもって「創造する」など社会の発展へ主体的に考え行動する生徒の育成こそが工業教育に必要であると思い、アクティブラーニングやファシリテーションなど生徒育成に必要だと感じたことは研修や授業見学など実践者から学び、日々の授業を実践しています。今回は学んだことをアウトプットできる良い機会をいただきました。工業の座学科目でアクティブラーニング授業を実施します。



【英語】堤 孝(つつみ たかし)
    青森県立田名部高等学校 1学年主任

青森県むつ市出身。獨協大学外国語学部英語学科卒業後、ビル建設に携わった後、青森県内の公 立高校で教壇に立つ。青森県立三沢高等学校在籍中に、アメリカ・バーモント州、セント・マイケルズ・カレッジ大学院で英語教授法を学び修士号を取得。帰国・復職の後、自身の母校である青森県立田名部高等学校に赴任。2013年、教科書に基づいてアウトプット活動を通じて英語技能を定着させる「TANABU Model 2013」を構築。同モデルで学んだ生徒のGTEC for Studentsの高校3年間の伸び率は、平成28年3月卒業生が全国3位、平成29年3月卒業生が全国2位となっている。
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【工業(土木)】松井 亨司(まつい たかし)
    京都市立京都工学院高等学校 教諭

工業科教諭。ものづくりを通じて、社会で自立するための基礎的な能力と実践的な態度を育成するとともに,専門分野に関する知識と技術を活かして,社会の発展を図る創造的な能力を育成することを目指し、日々授業改善に取り組んでいる。「課題研究」や「総合的な学習の時間」などへプロジェクト学習で叶えるアクティブな学びを導入するべく、文部科学省「中・高校生の社会参画に係る実践力育成調査研究」事業の指定を受け、実践し評価してきた。


【国語】平川 裕美子(ひらかわ ゆみこ)
    福岡県立八女工業高等学校 教諭

思考力・判断力・表現力をはぐくむ国語の授業を目指し、生徒が文章を「深く」読み、「わかった」という達成感をもつために、「対話」のある授業づくりを模索している。ワークシートや評価ルーブリックを活用し、目標の明確化を図る。リクルート総研『キャリアガイダンス』vol.416で紹介された授業をベースに体験授業を実施。現在は福岡県教育センターに長期派遣研修員として勤務している。
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【数学】児浦 良裕(こうら よしひろ)
    聖学院中学・高等学校 教諭

民間企業で16年、営業、商品企画、研究開発、マネジメント職に従事し、中高教諭に転職して4年目。担当教科は数学・情報、高3担任、21教育企画部長として学校改革を推進し、中学入試では思考力入試の開発、中高生向けの探究学習・PBLの開発を推進している。また、社会・時代の要請に合わせて、プログラミング数学や統計数学といった探究型の数学教育も研究・開発し、数多くの教育開発を実践している。教育モット—は「井の中の賜物、大海に出る」で、社会と生徒とをつなぐ教育を大切にしている。あわせて北東京プロデューサー講座などの探究・PBLの講座開発、運営推進をしている。2016年9月フジテレビ「ユアタイム」で数学の授業を取材され、全国に放映もされている。


【世界史】美那川 雄一(みながわ ゆういち)
    静岡県立御殿場高等学校 教諭
    静岡県高等学校教育課程研究委員会委員

平成16年4月~20年3月磐田東中学・高等学校勤務(男女サッカー部副顧問、平成17年度静岡県高校総体男子サッカー優勝、平成19年度静岡県高等学校女子サッカー新人大会準優勝など)、平成20年4月~29年3月静岡県立韮山高等学校勤務(野球部副部長、平成23年度第93回全国高等学校野球選手権静岡大会ベスト4、第89回選抜高校野球大会「21世紀枠」静岡県推薦校)。韮山高校勤務時に同僚の鈴木映司教諭と授業研究で意気投合、勉強会Learning Design Communityを立ち上げる。平成28年度は韮山高校研修主任として、授業改革を実施(リクルート進学総研『キャリアガイダンスVol.415』に掲載)。世界史教育では、「逆向き設計」論などを取り入れ、生徒の「広い視野」で考える力を育成。主な論文に「『逆向き設計』論による世界史授業デザイン」『歴史と地理No.684』(2015年5月号)。
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【化学】小松 寛(こまつ ひろし)
    開成中学高等学校 専任教諭(理科・化学)

1992年3月東京理科大学大学院理学専攻修士課程修了。同年4月攻玉社中学高等学校専任教諭(~2002年3月)。2002年4月東京大学教育学部附属中等教育学校専任教諭(~2013 年3月)。2013年4月より開成中学高等学校専任教諭。2005年より東大附属ではじめた協働学習を中心とした授業実践に試行錯誤しながら取り組む。ここで得た経験をもとに、より探究的で学びがいのある授業実践・開発に取り組んでいる。主な著書「新版化学基礎・化学」教科書(実教出版)、「学びが開く!高校の授業」(共著・ 明治図書)など。


【現代社会】藤牧 朗(ふじまき あきら)
    目黒学院中学・高等学校 進学・学習指導部 主任

元東京大学大学院客員研究員。10枚の教員免許をもつ。目黒学院中学・高等学校において、生徒の主体性や協働性の育成や「授業と評価の一体化」を図り、演劇的手法やKP法、さらにルーブリックを採用している。『CareerGuidance』(リクルート)、『これからの教育の話をしよう②③』(インプレス)、「Find!アクティブラーナー」で授業実践等が紹介されている。『わかる授業の指導案80』(芸術新聞社)、『教育プレゼンテーション』(旬報社)、『アクティブラーニングに導くKP法実践』(みくに出版)にも執筆。
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【生物】跡部 弘美(あとべ ひろみ)
     福岡県立福岡高等学校教諭 教諭

理科(生物)の教員として、「ワクワクすること」そして「自分の頭で考え、自分の言葉で語ること」を大切にしてきました。仮説実験授業やプリント学習などで、生徒に考えさせようと授業法をいろいろ工夫してきました。でも、なかなかうまくいきません。一昨年、アクティブラーニングと出会って、そして仲間ができて一挙にブレイクスルーした感じがします。もっと皆さんと一緒に学びたいと思います。九州高等学校理科教育会編の生物研究ノートの編集代表をしています。ここでも、仲間が集まることで多くの学びが生まれています。


【政治経済】泉 径宏(いずみ みちひろ)
    岩手県立山田高等学校 教諭

前任校の花巻北高校在籍時から、多様な考えを引き出す「問い」と、グループやクラスへの「シェア」の効果的な方法を重視した授業を展開している。平成27年度から岩手県立総合教育センター研究協力員を務めており、主権者教育では、「政治的教養と主権者意識の内発的育成」をテーマに、教員による知識伝達ではなく、生徒が自ら主権者意識を高められる授業を目指し、平成27年度岩手県教育研究発表会で事例発表を行った。本フォーラムでは、参政権の歴史をふまえた内容を扱うことから、政経や現社だけでなく、世界史でも実施可能な授業を行う。


【物理】今村 清寿(いまむら きよとし)
     熊本県立第二高等学校
     理数科主任 SSH研究副主任

SSH事業に関わり、課題研究を中心とした探究科目と深い学びを目指す探究型授業の研究開発に取り組んでいる。教科書を用い、生徒自身が物理を探究できることを目標としており、理想の授業スタイルは「教師なしで成り立つ授業」。深い学びを促すために、教科書を読んだ後や教師の説明を聞いた後に、理解した内容を自分の言葉で他者に説明する活動を重視している。アクティブラーニング型授業研究会くまもと(ALくまもと)所属。教科を越えて学び会える仲間たちの存在は大きい。チーム九州の一員として九州の先生方から学ばせて頂いている。


【保健体育】小林 光一(こばやし こういち)
     順天高等学校 教諭

浦和レッズユース、東京学芸大学、長野エルザ(現AC長野パルセイロ)にて選手としてプレイをし、その後ブライダル業界での営業職を経て教員となる。テストのための授業ではなく、「保健」という受験に最も遠いが生活に最も近い科目をツールとして捉え、ものごとを簡単に鵜呑みにしない「なんで?」と思う気持ちや、人に「へぇ~」と言わせる「伝える技術」を持つ生徒を育むべく日夜研究中である。授業の内容については、『Career Guidance 2016 Vol.414 「授業」で社会を生きる力を育む』に掲載されている。
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【商業】松嶋 渉(まつしま わたる)
     前萩商工高等学校 情報デザイン科長

2012年から授業内でのキャリア教育の必要性を感じ、アクティブ・ラーニングを全ての担当科目に取り入れる。またICTと地域人財を活用したPBL「萩LOVEハイスクール」を2011年から始め、授業や学校を開放することで生徒の生きる力を伸ばしながら、地域の活性化にもつながる活動を行った。教師が率先して地域に出たりICTを活用する姿を見せることが大切だと考え、地元FMのDJを行ったり、Zoom等を使っての遠隔授業なども積極的に取り入れた。
▶  参考記事「これからの教育って、先生1人に任せ続けていいの?」



【主体的学習者育成プログラム】
    松岡 俊(まつおか たかし)
    産業能率大学 情報マネジメント学部 教授

産業能率大学情報マネジメント学部教授、学生指導主任、AO入試委員長。厚木西高等学校学校評議委員。
専門は歴史学、エスノグラフィー、フードビジネス。自治体の地域史編纂事業、博物館・文書館創設等に編纂委員として関わった後、産業能率大学情報マネジメント学部准教授を経て現職。近年の研究テーマは、「食」による地域ブランドの企画開発とそのマネジメント。これまでに味の素、ピエトロ、明治等の食品企業とコラボレーションを実施。文部科学省「大学教育再生加速プログラム」の高大接続ユニットのユニットリーダーとして「主体的学習者育成プログラム」の開発に携わる。高校への出張授業、教員研修も年間15校は実施。