学生発!アクティブレポート

トビタテ!留学JAPAN 日本代表

現地の人と暮らし、世界を見ました。
コトバは最低限のことを伝える
ツールに過ぎません。

「将来への可能性が広がった」プロジェクト型授業

 入学当初の私は、音楽業界に興味を持っていました。この大学を選んだ決め手は、実践的にイベント企画やマネジメントの仕事を学ぶことができると思ったからです。特に「アーティスト・プロモーション」という授業は入学する前から受講しようと決めていました。この授業はライブコンサートを学生が自ら企画して開催するプロジェクト型授業で、1、2年次には聴講生として授業に関わり、力を蓄えて3年次に授業を履修しました。この授業を通して、「自ら動かないと何も動かない」ことを痛感し、行動力の重要性を改めて実感しました。
 しかし、この体験が自分の将来を見つめ直すきっかけになりました。それは、「音楽を仕事にするのは違う」でした。私は、大好きな音楽を趣味のまま大切にしたいと思ったのです。自分の意志が明確になり、参加して本当に良かったと思います。一方で、「じゃあ何を目指すの?」という新しい悩みが生まれてきました。その答えを求め、長期で就業体験を積めるインターンシップを探すことにしました。

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アーティスト・プロモーション
ライブコンサートの企画、開催、運営を通してチーム力、コミュニケーション力、交渉力、プロモーション力、計画力、事業推進力、リーダーシップの重要性を体験的に学修します。実践的なPBLとしてこれまでに学んだ知識やスキル総動員して、ビジネス成功の道を探ります。

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視野が広がったインドでの就業体験

 偶然見つけたのが、”海外での”インターンシッププログラムでした。渡航先は未知の国「インド」。海外旅行さえしたことのない私でしたが、「多くの日本企業が注目しているアジアを見てみたい」と思い、思い切って参加を決断しました。現地では、3週間のうちにインド企業で不動産・人材派遣事業のしくみを学んだり、営業支援や、現地企業・日系企業へ訪問したりしました。強く印象に残ったのは、新興国で生きる人の力強さと世界から見た日本人の需要がこのままではなくなってしまうのではないかという危機感です。
 この体験から沸き上がってきたのが、「世界で通用する自分になりたい」という想いです。興奮は帰国後も冷めず、続いてエントリーしたのが、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」という文部科学省と一般企業が一体となって海外留学生を増やそうという官民協働海外留学支援制度でした。アカデミックな留学以外にもインターンシップやボランティア等の課外活動を留学として認めてくれ、自分で作った計画で留学をすることができます。大学の先生、教員の方から多くのご協力を頂いて審査を通過し、日本代表プログラム派遣留学生として奨学金を得ながら、約1年間の現地生活がスタートしました。暮らしの拠点になったのは、インドのシリコンバレーと呼ばれているIT産業が盛んな「バンガロール」という都市。現地では寮のようなアパートメントに滞在しており、現地の子たちとともにご飯を食べたり、オーナーと仲良くなったりしました。さらに、新興国のマーケットを学び、生活者と同じ立場や目線で暮らす為、友達の実家に泊まったり、現地のホステルで生活してみたり、現地の人々と出来るだけ近い生活を試みました。生活に必要な最低限の英語やヒンディー語を覚えましたが、慣れてしまえば多少言葉が不自由でも問題はありませんでした。伝えたいことを身体や気持ちで表現さえすれば、通じ合える。というのが正直な感想です。

現地での暮らしから明確になった「やりたいこと」

 インドでは2つの会社でインターンシップを経験しました。ひとつは、日本の和菓子かりんとうをインドに広めるという新規事業の立ち上げ、もうひとつは日本製品を扱うEコマース企業で管理業務に携わりました。新興国市場のビジネスを実践的に学ぶ貴重な経験になったことはもちろんですが、自分がやりたいことも具体的に落とし込むに至りました。留学に行く前は、「世界で通用する自分」が目標の根本で、どの分野で活躍したいのか?何のためにやりたいのか?は抽象的で詰められていなかったのです。しかし、この留学を通じて「人々の生活を豊かにしたい」という新たな想いが湧いてきました。豊かな生活という観点は、現地で暮らした1年間が影響しています。
 インターンシップで扱ったかりんとう等の嗜好品や贅沢品ではなく、トイレットペーパーや生理用品といった生活必需品で人々の生活を豊かにしていきたいと思ったのです。就職先を王子グループに決めたのは私が将来的に扱いたい商品を原料から手掛けており、海外にも積極的に進出していくメーカーだからです。
 4年間かけて磨いてきた行動力、コミュニケーション力、そして度胸を武器に、来年の春からは企業で「人々の豊かにするためにできること」を追求し、日々自分自身も高めていきたいと思います。

学生発!アクティブレポート レポーター

経営学部4年
戸塚 歩美
静岡県立掛川東高等学校

内定先:王子マネジメントオフィス株式会社

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